＊22話(inTALE骨兄弟の家) ページ30
「アタシはコイツとも友達になってみせるぞ！そこで見ていろパピルス！」
「頑張れ！アンダインとニンゲン！！」
パピルスの応援を受け、改めて向き直る
「……その前に、確認することがある」
アンダインが真顔になった
その真剣な眼差しに思わず私も息を飲む
「アルフィーが貴様を『突然ウォーターフェルに現れたニンゲン』と言っていた。貴様は一体どうやって来たんだ？」
しまった。カメラに映ってたこと忘れてた
しかも、ウォーターフェルから出たから余計に怪しまれてる
ポータルのことを言っても伝わるか…どうしよう
「えっと…自分でも、よく分からないんですが…気が付いたら川に居ました」
不本意に川に居たのは事実だ、うん
「確かにウォーターフェルは地上から水が来る…まさか、地上から流されて来たのか！？」
そういう解釈になるのか…
「んじゃ、オイラからも。オイラ、ソファーでたまたまメタトンの番組見てたんだけど…アンタあのクイズ、モンスターに関わる問題ばっかりだったのによく全問正解出来たよな？引っ掛け問題もあったのにさ。アンタ地下に来たばかりだろ？なのに、なんでそんなに詳しいんだ？」
おぉっふ…
まさかクイズ番組に正解したのも仇になるとは
確かに、来たばっかの人が知ってても変か…
やっちまったぜ…
「ニェ？何がおかしいんだ？あんな常識問題、分かって当然だろう？」
「あーいや、兄弟あのな…落ちて来たばっかの奴は地下の常識を知らないだろ？」
「なら地上でも常識なんだな！」
「そうかなぁ」
スケルトン兄弟のやり取りいつ見ても好き…
パピルスが天然で可愛いよ
「そんなことはどうでも良い！」
アンダインが割り込んで2人の掛け合いが止まる
「アタシが聞きたいことはただ１つだ！貴様、モンスター達に危害を加えたりなどしていないだろうな？！」
ずい、とアンダインが顔を近づける…いや近いよ
「してません！」
「本当か？本当に本当だな？！」
「本当にしてません！！」
迫力が凄くて、顔がこわばってしまう
「……アンダイン。コイツがウォーターフェルに居たならモンスターに何かがあった時点ですぐにアンタに報告が行くんだろ？それに体にも塵１つ付いてない。大丈夫だ。…今の所は、な」
目の光を消し小さく呟いた最後の言葉
それがしっかり聞こえてしまってツラい
サンズだしわざとかもしれないけど
「質問は以上だ…よし！それじゃあ…始める？」
先程までの暗い雰囲気はどこへやら
アンダインとのイベント(?)が始まった
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カド松(プロフ) - ページ41で、ちょっと変なとこ見つけたんで貼っときます。 「トリィの、バタースコッチシナモンパイ…うんこの味だ…この味だよ………」 句読点うったほうが･････あと、凄く面白いです！ (2021年5月8日 6時) (
レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
蕨 - 文才がありすぎる（）面白いです！楽しみにしてます! (2021年1月2日 9時) (レス) id: 2e2808cd3d (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：こむこむどっとこむ | 作成日時：2021年1月1日 4時
