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*10話だ(inTALE世界) ページ16

ごきげんよう。私はA。
相棒、君は『せっかく地下世界にトリップしたというのに、最推しであるパピルス要素が今のところクイズ番組に僅かな間だけ登場した映像のみだ』という現実を、未だに受け止められていないらしい。
そこで提案だ、現在このクイズ番組はおそらく地下世界中に放送されているだろう。ならば、パピルスを全力で呼んでみたらどうだろうか?
パピルスのことだ。きっとこの番組を見ていて相棒に興味を持っているはずだ。一言叫べば、あいつは飛んでくるのではないか?


いや、やりませんからね?呼んだ瞬間に重度のブラコン兄貴さん(最大警戒中)もお得なセットで付いてくるの、私知ってるんだからね!
はい!現実逃避終了!!!クイズに集中!!

現在5問が過ぎた。最初のやつ以外はモンスターに関する問題だったから、なんとか正答できた
(例のフロギーを装ったメタトンの引っ掛け問題もあった)

「良い調子じゃないか!!…おや?」
突然メタトンの動きが止まり、くるりと向きを変えた。つられて同じ方向を見ると
「メタトンー!」
「どうだ?フリスク、間に合ったか?」
フリスクが、パピルスに持ち上げられた状態で旗を振るように、こっちに向かってぼうきれをぶんぶんと振っているのが見えた

ぱ、パピルスだぁ…!!!!!
何かがこみ上げてきて、思わず膝をついた
感動と推しへの愛と地下世界だ…っていう気持ちとその他もろもろが混ざって感情がやばい
泣きそう
1人だったら踊って床で転げまわって悶えてた
パピルス…本物の星……リアルスター………

「ここでやって来た追加ゲストは…?フリスクとパピルスだー!」
すかさず2人にスポットライトが当てられる
「ウヒョウ!もしかして、オレさまメタトンのテレビに出れるの?!やったー!!」
はしゃぐパピルスをよそにフリスクは真っ直ぐこっちに向かってきて座り込んでしまっている私に手を差しのべてきた
「きみは平気だった?」
何この子凄いちっこいのに頼れる感が凄い…
流石すぎるんだけど…見習いたい…
「だ、大丈夫。正解してたから…ありがとう…」
立ち上がってメタトンへと向き直る

「だけど残念なことに用意していた問題は全部終わっちゃったんだよねー☆なんてったって、臨時番組だから!来てくれた2人には特別に僕のサインをあげるよ!…それじゃあ、また次回!」
メタトンは色紙を取り出しパパッとサインするとパピルスとフリスクに押し付け去ってしまった

*11話(inTALE骨兄弟の家)→←*9話だ(inTALE世界)



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カド松(プロフ) - ページ41で、ちょっと変なとこ見つけたんで貼っときます。 「トリィの、バタースコッチシナモンパイ…うんこの味だ…この味だよ………」 句読点うったほうが・・・・・あと、凄く面白いです! (2021年5月8日 6時) (レス) id: 8d052b9284 (このIDを非表示/違反報告)
- 文才がありすぎる()面白いです!楽しみにしてます! (2021年1月2日 9時) (レス) id: 2e2808cd3d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:こむこむどっとこむ | 作成日時:2021年1月1日 4時

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