ドラコ少年の思春期 ページ3
・
僕の名はドラコ・マルフォイ。
由緒正しいマルフォイ家に生まれた１人息子だ。
念願のスリザリン寮に入った。
本当はこんな生温い教育しかしないホグワーツなんかじゃなくて、ダームストラングに入学したかったのだが。
まぁ、母上を悲しませる様な真似はしない。
最近、変な奴が目につくようになった。
地下牢の廊下でぶつかってきた女。
いきなり馴れ馴れしく話し掛けてきたと思えば、父上の知り合いらしい。
マグル学の教師とかぬかしていたが、そんな奴が父上の知り合い？
有り得ない…
しかし、父上に手紙で聞いてみたら、こんな手紙が返ってきた。
��Aがホグワーツの教師？それは本当なのか？
彼女は私の大事な人だ。今度、我が家に是非とも来てもらうように。わかったね？��
本当に知り合いだった…
その上、まさか父上が目をかけている女だったなんて…
ああ、母上は悲しませたくないが、父上の言う事は絶対だ。
そうして僕は、Aとかいう教師を、休暇中に自宅へ連れて行ったのだった。
しかし、父上は手を出して痛い目に遭ったらしい。
それからというもの、自宅でその教師の話題も出なかったし、その教師からその事について咎められた事も無い。
しかし…しかしだ。
何故か自分が気になり出してしまった。
その、Aという教師の事を。
彼女の授業はもちろん取っていない為、その姿を見るのは大広間で食事をする時だけだった。
上座にある教員席を見る。
我が寮の寮監であるスネイプ教授と、優男のルーピンに挟まれて座っている彼女。
それは本当に美味しそうに食事をしていた。
そして、隣りのスネイプ教授に話しかけた後、何かを言い返されて、ルーピンと２人で笑い合っている。
スネイプ教授も無表情だが満更でもなさそうだ。
何だか腹の底がムカムカする。
ーおい、僕を見ろ
そんな思いが彼女に通じてしまったのか、ハタと目が合ってしまった。
しばらくジッと見つめられたが、やがてニッコリと微笑んできた。
僕は思わず立ち上がった。
何だこれ、見られただけなのに。
クラッブとゴイルが食べ物を頬張りながら、どこに行くんだ？とか聞いてきたが、無視をした。
足早に大広間を後にした。
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 119人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
piyo(プロフ) - とらさん» 親世代は短編〜中編中心になってしまいますが、今後とも応援していただけたら幸いです。今、親世代の中編と、子世代の逆ハーものを作成中です。出来上がりましたら、是非ご覧いただけると嬉しいです♪♪お待ちくださいね^ ^よろしくお願いします。 (2022年4月2日 19時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - とらさん» とら様、何度もありがとうございます！私も逆ハーもの好きで、ほぼそればかり作ってます笑 長編…作りたいのですが、かなりの体力と時間を要するので（前作は１年半かかりました泣）確実な事はお約束出来ませんが、いつか作れたらな…と思っております。↑ (2022年4月2日 19時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
とら(プロフ) - でしまうものです。特に原作に沿わないもの等は大変なのだろうなあ、と思います。貴方様からご返信が貰えると思っておらず、とても嬉しかったです。なので思わず長文を…💦また、是非hpシリーズを執筆して頂ければ幸いです。 (2022年4月1日 16時) (レス) id: feff78aba7 (このIDを非表示/違反報告)
とら(プロフ) - 救済ありだととても助かります…！笑笑私は貴方の書くhpシリーズが大好きです。いつかは完結してしまうと分かっていながらも、やはりとても寂しく感じてしまいます。笑作者様が原作ありでも関係なく長編を書き続けるのは大変だと分かりつつ、やはりいつまでも続きを望ん (2022年4月1日 16時) (レス) id: feff78aba7 (このIDを非表示/違反報告)
とら(プロフ) - わざわざご返信有難うございます。私は逆ハーものがとても好きでして…この作品に出会った時は感動しました。ダークな所も魅力だと分かっていながら、やはり救済を望んでしまいます…笑是非また、hp親世代の逆ハーものを執筆して頂ければ嬉しいです。 (2022年4月1日 16時) (レス) id: feff78aba7 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：piyo | 作成日時：2020年1月15日 22時
