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「リーマス、それ、誰からだ？」
シリウスはルーピンが今しがた読んでいる手紙を見て言った。
ルーピンは嬉しそうに微笑む。
「Aだよ。先日こちらから手紙を書いたんだ。マグル式の配達方法をハーマイオニーに習ってね」
「…マグル式？」
シリウスが問うと、ルーピンは頷いた。
「念の為ね…フクロウ便はもしかしたら彼女の居場所がバレてしまうかもしれない」
するとシリウスは「なるほど」と相槌を打った。
そして続ける。
「…私にも見せてくれないか？」
「いいよ。君の事も書いてある」
ルーピンはそう言うと、上品なレース柄の便箋をシリウスに渡した。
シリウスは早速目を通す。
手紙にはこう書いてあった。
�狄動Δ覆襯蝓璽泪垢�
手紙ありがとう！嬉しかった！
みんな元気に過ごしていますか？
私はこちらでの生活にだいぶ慣れてきました。
お食事がとにかく美味しいんだ。
お菓子なんかも本当に美味しくって、リーマスにも食べさせてあげたいよ！
こちらの学校のみんなも、とても良くしてくれています。
ハーマイオニーにそちらの状況は教えてもらってるの。
ハリーの事が心配で堪らないよ。
力になりたいのに、この状況が本当にもどかしい。
シリウスとは喧嘩せず仲良くやってる？
2人に会いたいなぁ。
シリウスの毛をモフモフしたい。
リーマスに頭を撫でてもらいたい(あれ、心が落ち着くんだ！)
ああ、思い出すとやっぱり寂しくなっちゃってダメだね…。
また手紙を書きます。
それでは、元気で。
Aより��
シリウスは顔を上げて、ルーピンを見た。
「…これ、完全に私の事を動物だと思っていないか？」
ルーピンはその言葉を聞いて、可笑しそうに大笑いした。
こんなに笑ったのは、授業中にネビルがボガートを女装したスネイプに変えた時以来かもしれない。
そんな彼を見て、シリウスは怒っていいやら喜んでいいやら、わからない顔をした。
楽しそうなルーピンを見るのは悪くなかったからだ。
「…すまない…はぁ、久しぶりにこんなに笑ったよ」
ルーピンはひとしきり笑うと、涙を拭いながら言った。
シリウスは何とも言えない表情をしたが、再び手紙に目線を落とした。
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piyo(プロフ) - 絢姫さん» 絢姫様、コメントありがとうございます(^^)とっても嬉しいお言葉…！精進します。これからもよろしくお願いします！ (2019年11月23日 22時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
絢姫 - とても面白いです！ 久々に時間を無視して読みました！これからも、応援します！ (2019年11月23日 16時) (レス) id: df8558907b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2019年11月16日 22時
