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その後しばらく、Aは再び新聞を読み始め、リーマスは暖炉のユラユラと揺れる火を黙って見つめた。
「ねぇ、A」
リーマスがポツリと呟いたので、Aは再び顔を上げて彼を見た。
『ん？』
「…シリウスとはうまくいっているのかい？」
突然の話題に、Aは動揺した。
『え！？あ、まぁ…ぼちぼち…かな？』
すると、リーマスは微笑んだ。
「そっか、良かった。ずっと気になっていたんだ。ほら、君ってさ、なかなか恋人を作らなかっただろう？」
『う、うん…』
「だから余計にね」
『…何か、ご心配をおかけしてすみません』
丁重にお辞儀をすると、リーマスは可笑しそうに笑った。
「彼に泣かされたりなんか、していないかい？」
リーマスは軽く聞いたつもりだったが、Aが食い気味で言った。
『それが…聞いてよ！シリウスって、お坊ちゃんじゃない？だから、私をダンスパーティーに連れて行くって言うんだけどね？私、ダンスなんて踊れなくて…！踊れる訳が無いじゃんね！？そんな機会も無いし！』
「う、うん」
彼女のあまりの勢いに、リーマスはたじろいだ。
Aは続けた。
『それでちょっと踊ってみてくれと言われて、見様見真似でやってみたら、彼、何て言ったと思う？』
リーマスは焦って首を傾げる。
『「これは壊滅的だ、お前にはダンスのセンスが全く無い」だって！それで彼が教えてくれるって言うんだけど、それがまたスパルタで…！！』
「そ、そうなんだ…」
リーマスが頬を掻きながら言うと、Aは頭を抱えた。
『そもそも、私別に社交界なんて興味無いし！…ほんと、のんびりとお菓子でも食べて過ごしたいんだ。それで、たまにホグズミードにふらっと行ったりして…』
「…それなら、僕と付き合ってみるかい？」
ーん？
Aは一瞬思考回路が停止した。
暖炉の炎のパチパチという音だけが聞こえる。
『え…？』
Aがリーマスを見ると、彼は微笑んでいた。
しかし、目が全く笑っていない。
初めて見る彼のその表情は、何とも妖艶でー…
ーあれ？リーマス…？
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心夜 - そうなんですね。これからも宜しくお願いしますo(*⌒―⌒*)o (2021年1月10日 13時) (
レス) id: d958da9fc4 (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - 心夜さん» 心夜様、コメントありがとうございます！自分で作っておいてなんですが、私もです…(^^; 前作の大人編を作る時に決めてしまったので…（汗 ルーピン先生とのバージョンも余裕あればいずれ作りたいな、と思っております。これからもよろしくお願いします(^^) (2021年1月10日 10時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
心夜 - ルーピン先生押しのため少し残念ですが、楽しみに読ませて頂いてます。頑張ってくださいねo(*⌒―⌒*)o (2021年1月10日 7時) (レス) id: d958da9fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2021年1月7日 1時
