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エリオットはAの顔を覗き込んだ。
「それはそうと、休暇なのに彼氏と居ないなんて珍しいね？」
その言葉に、Aはグッと詰まる。
「はっ、もしや…何かあったのかい？僕にもやっとチャンスが訪れたって事かな？」
そう言うと、彼は手でフワッとAの頬を包み込んだ。
Aはパシッとその手を振り払う。
『…ほっといて』
「ワオ、久しぶりにその感じ。痺れるなあ」
『…もう、用が無いなら私、そろそろ行くね』
「あ、待ってよ。用ならあるんだ」
踵を返したAの手を掴み、彼はニッコリと笑った。
『なあに？』
「…これ見て」
ニコニコと笑う彼の手には、古い手鏡の様な物が握られている。
Aは首を傾げた。
『…何それ？』
「フフ、何だと思う？…ちょっと覗いてみてよ」
Aは怪訝な顔をしながらも、彼の言う通りに、鏡を覗き込んでみた。
…しかし、そこには何も映っていない。
『…何これ、何も映ってないけど？これ、鏡なの？』
そう言って彼を見上げる。
彼は無表情でAを見おろしていた。
その顔を見て、Aの心臓はドキリと鳴った。
『な…何？どうしたの？』
何故か声が震えてしまう。
それ程、彼の表情が冷たく感じたのだ。
しかし、彼はいつもの様にニッコリと微笑んだ。
「ああ、ごめんごめん。ちょっと驚いてしまってね。この鏡、実は不思議な鏡なんだよ。あるルートで手に入れたんだけどさ」
『な、何が不思議なの…？』
ー嫌な予感がする。
Aは一瞬の内にそう感じた。
エリオットは身を屈め、Aの耳元で囁いた。
「この鏡…�狄深造龍性瓩辰童世Δ鵑澄１任靴深圓遼榲�の姿を見せる。君が映らないのは…何故だろうね？」
Aはバッと彼から離れた。
すると、エリオットはクスッと笑った。
「…ねぇ、天使ちゃん。君は何者なの？」
Aの心臓は早鐘を打つように鳴っている。
彼の目を見たまま、足が固まってしまい動かない。
「…ゴースト？いや、ゴーストでもこの鏡には映るはずだ。それとも…そうだな、この世の者では無い何か？ねぇ、教えてくれよ…」
Aは何も言葉が出てこなかった。
取り繕うには、余りにも咄嗟過ぎる出来事だ。
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心夜 - そうなんですね。これからも宜しくお願いしますo(*⌒―⌒*)o (2021年1月10日 13時) (
レス) id: d958da9fc4 (このIDを非表示/違反報告)
piyo(プロフ) - 心夜さん» 心夜様、コメントありがとうございます！自分で作っておいてなんですが、私もです…(^^; 前作の大人編を作る時に決めてしまったので…（汗 ルーピン先生とのバージョンも余裕あればいずれ作りたいな、と思っております。これからもよろしくお願いします(^^) (2021年1月10日 10時) (レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
心夜 - ルーピン先生押しのため少し残念ですが、楽しみに読ませて頂いてます。頑張ってくださいねo(*⌒―⌒*)o (2021年1月10日 7時) (レス) id: d958da9fc4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：piyo | 作成日時：2021年1月7日 1時
