23 ページ23
・
・
�犒�って、絶対良い人だよね？私にはわかるよ��
初めてそんな事を言われた。
僕の何がわかる？
僕は君の事を知らない。
だけど、すごく気になってしまったー…
・
ある日の夕暮れ時の事だった。
初夏の暖かな空気が、夕方になってもまだそこら中に残っている。
レギュラスはクィディッチの練習帰り、風そよぐ道を歩いていた。
そんな中、予期せぬ出来事が起きた。
何でこんな事になってしまったのか全くわからないが、目の前で途方に暮れている女子生徒がいる。
レギュラスは、声を掛けるべきか迷った。
何故なら、その人が、兄が好意を寄せている例の女だったからだ。
彼女は暴れ柳を見上げ、腰に手を当てて溜め息をついていた。
風が彼女の髪をフワリとなびかせている。
見過ごすべきか…
「あの…」
気づいたら、勝手に口が動いていた。
彼女はこちらに気が付き、驚いた顔をした後にニッコリと笑った。
何故か心臓が飛び跳ねた。
『君は…レギュラス君だったね？』
彼女に名前を呼ばれると、不思議と心地良かった。
自分の名前って、こんなに良い物だったっけ。
「こんな所で何をしているのです？」
『あ〜…うん、ちょっとね…』
そう言って、彼女は頬をポリポリと掻いた。
「…言いづらければ僕も聞きません。それでは」
ーちょっとつっけんどん過ぎたかな…
そう思いながらも、踵を返して立ち去ろうとした。
しかし、制服のローブの裾をギュッと引っ張られた。
『待って…！』
「ちょっ…何ですか？」
顔をしかめて彼女を見ると、何とも悲しげな顔で上目遣いにこちらを見ている。
レギュラスは顔を赤らめ、怯んだ。
「ふ、服が伸びるじゃないですか…」
『ごめん…！でも、君だけが頼りなんだ』
・
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 362人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ハリーポッター」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
piyo(プロフ) - 高校一年生女子さん» 高校一年生女子様、初めてのコメントを当作品にして頂きありがとうございます！お気持ちがとても伝わってきました…温かいお言葉に嬉しくて震えています。お陰様でとても励みになりました！これからも楽しんでいただけるようにがんばります。よろしくお願いします！！ (2020年5月25日 10時) (
レス) id: 1647fc4bda (このIDを非表示/違反報告)
高校一年生女子(プロフ) - →→語彙力がないので言葉で気持ちを伝えることができないのが悔しく残念です。 →まとめると(?)、本当に好きです大好きです！笑、出会えてよかったです。 作者様の作品が続く限り読ませていただきます。 (2020年5月25日 9時) (レス) id: 920c7a2a62 (このIDを非表示/違反報告)
高校一年生女子(プロフ) - →断片的な妄想の後に学生時代のFragmentary delusionを読むのはドキドキするのと同時に苦しさもあって時折ふと悲しくなります。色々な感情が駆け巡って想像が膨らみ...何と言ったら良いのでしょう... (2020年5月25日 9時) (レス) id: 920c7a2a62 (このIDを非表示/違反報告)
高校一年生女子(プロフ) - このようなものを書くのは初めてのためおかしい箇所があるかもしれませんがお許しください(;_;) 先日ハリーポッターの夢小説を求めFragmentary delusionのページに辿り着きました。そこからというもの、Fragmentary delusionはもちろん断片的な妄想も全て読みました。 (2020年5月25日 9時) (レス) id: 920c7a2a62 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：piyo | 作成日時：2020年5月24日 21時
