私がアイツに冷たくする理由。2【青峰大輝】

幼馴染 63 ページ25

大輝の家から私の家までの道のりは短く、


あっという間についてしまう




｢･･･ありがとう、今日は｣




青｢おー｣




着いたは言いものの、繋いだ手を中々離せないでいると



青｢･･････もーちょいだけ、一緒いね？｣




まさか大輝からそんな言葉が出てくるとは思わなくて固まっていると



青｢オイ、聞いてんのかよ、A｣



｢あ、えっ、えっと･･････いる｣




明らか態度に出ていた私に対し、大輝は繋いでいる手に力を込めて



青｢どーせお前も同じよーな事考えてたんだろ、代わりに言ってやったんだよ｣





いつも通りの素直じゃない、大輝




｢･･･うるさい。大輝から言ったくせに｣




青｢いーから行くぞ。公園｣






ほぼ強引に私の手を引っ張り、家の近くの公園へ向かう。





｢意地っ張り大輝｣


青｢うっせ、飛ばすぞ｣





そんな大輝が、やっぱり好きで。

幼馴染 64→←幼馴染 62

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す