上司の先生がいつも私をからかってくるんですけど！【赤司征十郎】

教員生活 20 ページ21

職員室に入り、たくさんの先生と挨拶を交わし自席に着く。








チラッと横目に赤司先生の席を見る。









まだ来てないんだ、なんて思っていた。








その直後、昨日のことを思い出した。








あ、私ヤバイ。








赤司先生に連絡するの忘れていた！！







どうしよう。






今なら赤司先生来てないから間に合う、よね笑






え、でもどうしよう。






送信先：赤司先生





ここまで打って文章を考えていたら、






赤「今日俺と会うのになんでメールを打とうとしてるんだ？」








いやぁぁぁぁ







き、来てしまった赤司先生...。






どうしよう。どうしよう。







なんて言い訳すれば...






赤「 おはよう。木ノ下先生。」





「お、おはようございます.....」






この笑みは絶対なんか企んでるよ。







怖い、直視できません。はい。








落ち着け！私！






赤「で、どうして今日俺に連絡しようと思ったのかな？直接言えないことなのか？...もしかして、昨日連絡するの忘れていたとか、まさか無いだろうな？ 」






ひええええ





心読まれた。







さすが赤司先生...なんて関心してる場合じゃない。







ここは素直に謝らないと。





「すみません...わ、忘れてました...」









赤司先生はそれを聞いて満足したのか、ニコッ と微笑んで「次からは気をつけてくれ」、と言って戻っていった。







ナニコレ。






久しぶりに焦った。緊張した。







よし、今日家帰ったら即連絡しよう。








そして授業が終わったらすぐさま手にペンで[連絡]って書くことにしよう。馬鹿みたいだけど。ここまでしなきゃ覚えてないと思うから。









これから赤司先生に大切な連絡をするときは絶対忘れないようにしよう、と心に決めた1日だった。

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