【銀魂】入れ替わり生活【神威】

42 オラオラ ページ43

阿伏兎から聞いた話だけど



団長は噛み付いた事に対して
悪かったと思い

私を休暇と思って地球に
連れてきてくれたらしい








『根は優しいんだよなあ』








今私はぶらぶら歌舞伎町を歩いている



街行く人達に私はじろじろ見られてる気がする…







なんてったって、こんないい天気なのに
傘なんてさしてるからね





いやそれとも私の
この着物に恐れいったか…









それにしても暑いな…地球は









私は少し休もうと思い
サビかけた古いベンチに腰掛けた









「オウオウようよう、ねーちゃん暇ですかィ」


「やめろ総悟」








黒い怪しい制服を着た二人組が
私の方に近づいてきた









…こいつら確か団長から聞いた
幕府の犬ってゆー “真選組” か。









「このゲイコさん…白い肌に傘って
チャイナに似てませんか？土方」









クリクリした目の栗色の髪の方が
私の顔をじろじろ見てきた







「おい、 “さん” をつけろ。
…まあ確かに共通点はあるな」






いや日傘かも知んねーぞ、と言って
タバコをふかし始めた









春雨ってことバレたら面倒くさいな…






私はベンチから立ち上がり、
この場所から逃げようとした









「おい、待て。“神楽”って名前知らねーか」





『シリマセン』









私は猛スピードで走った









やばいやばいやばいやばい
やばいやばいやばいやばい


超知人！超知人！




…団長の妹さんの名前！！！！

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