【銀魂】入れ替わり生活【神威】

20 阿伏兎 ページ21

『ん…』





気がつくと私は仰向けに倒れていて
起き上がると同時に自分の体重が
重くなっていることに気づいた






いや率直に言えば団長になっていた









『逃げられたか』









やっぱりあいつらの仕業だった

でもなんのために……









私が起きてから徐々に団員が起き始めた


しかし入れ替わりを起こしたのは
私たちだけみたい…









あれ、阿伏兎の姿がないな…









とりあえず横にねっころがってた
“私の体”を揺すった







『起きて、団長。
やっぱりあいつら犯人だったよ』







そう言うと予想外にも早く目を覚ました









「あれ？」




『あいつら逃げられた』






「え、そうじゃなくて…」






なぜか団長は目をパチクリして
というか目を見開いて驚いた表情をしている






いまさら何驚いてんの、と声をかけようとしたとき









「俺、阿伏兎なんだが」









は









『はああああああああああああああ！？！！』







「ええええええええええええ！？？！！」








てててててことはつまり…




私の体は阿伏兎になっちゃったってこと！？！

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