11 走馬灯 ページ12
ちょっとした、
…といってもすごい高そうな
旅館の一角に私たちは案内された
「入れ」
中から声がし、開けてみると
眼帯をした色気が漂う男と周りに数人が集まってた
一目でわかったけどこいつが高杉か
圧を感じるな
…
『やあ晋助!久しぶりだネ』
「ああ、とにかく座れ」
よおおし、バレてない
順調のスタートだ
…
それから長々と交渉やら談話やらで
時々お酒を持ってこさせ、
呑みながらの取り引きだった
「…そろそろ日も沈んでくるころだから
閉めとするか」
『そうだネ、晋助今日はありがとね』
阿伏兎にもみせたあの笑顔で、私はふすまを
開けようとしたとき
「…ククク……面白い見せものだった、ところでお前さん
…
一体だれだ?」
『は…』
振り返ったとき高杉は
私の腕を掴みとり壁に押し付けた
「……」
痛い やばい
酔いがまわってうまく力が入らない
阿伏兎たちは私達の談話中に
船が気になるとか言って途中で帰ったし
いや阿伏兎は団長を探しに行ったのかも…
『…はなして』
「お前はあいつの影武者か?どうしてここにきた」
だんだんと力が強くなり
腕が千切られそうだ…
団長の体なのに!どうしてここで逃げられない!
「どうしてって顔してるな…お前がごくごく飲んでたのは麻酔入りの酒だ。一杯でも飲めばくたばる様な猛毒なのにな」
油断した…
体は丈夫なだけであって
今までの経験や知識とかは全て
私自身のものだ
団長ならすぐに嗅ぎ分けてこんなの
飲まなかっただろう
「殺せ」
………団長
…………助けて団長
『……だんちょ…う』
涙がつぎから次へと流れ出て
足は震えだんだん意識がなくなってく
走馬灯が見え始めたとき
私の名前を呼ぶ声がした
65人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
なつめ(プロフ) - 凛桜ぽんさん» 凛桜ぽんさんありがとうございます!!(^ω^≡^ω^)い、いつも!!!とんでもなく嬉しいです笑ありがとうございます! (2016年11月23日 11時) (レス) id: 6e47e4f392 (このIDを非表示/違反報告)
凛桜ぽん(プロフ) - いつも見ています(*^^*)この作品めっっっちゃ面白いです!!!!これからも頑張って下さい!!!! (2016年11月23日 11時) (レス) id: 1295eb973a (このIDを非表示/違反報告)
なつめ(プロフ) - あずきさん» マジですかwwwwwwwえ超嬉しい限りですww(^ω^≡ あずきさんコメントありがとうございます!!!! (2016年11月23日 8時) (レス) id: 6e47e4f392 (このIDを非表示/違反報告)
あずき - 夜中に見て、必死に口元おさえこんでた私の気特ち分かリますか?めっっ、ちゃもしろかったです!右星れん打wwwwww (2016年11月23日 2時) (レス) id: 68beccffac (このIDを非表示/違反報告)
夏目(プロフ) - ましろ(仮)さん» ホンマですか!!!!(^ω^≡^ω^)すごい嬉しいです!!!!ましろさんありがとうごさいます!!笑顔文字がすごいかわいいし気になる笑笑 (2016年11月13日 19時) (レス) id: 6e47e4f392 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:夏目 | 作成日時:2016年11月9日 17時