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Aは声が出なかった
｢は?…お前…今Aの事言ったの?｣
フレッドが声を荒らげて言った
｢…ええ､だって､…じゃあどうして二人と付き合ってるのよ!｣
｢それはっ!二人が好きだから…｣
Aは必死に細い声を出した
｢は?どっちでもいいからでしょ?どっちでもいいから二人と付き合ってるんでしょ？｣
ハッフルパフの女生徒は勝ち誇ったようにニヤリと笑いながら大声を張り上げた
｢ちが＿｣
Aがまた細い声を出した
｢Aは!どっちもいいから付き合ってる｡どっちでもいいのはお前の方だろ｣
フレッドがお構い無しに言った
｢それはっ！だって…顔も､性格も同じじゃない!みんな間違えるし!見分けられる人もいないのに!どちらかを好きになれなんて!どっちも好きになるしかないじゃない!｣
彼女は焦りながら言った
｢でも君はどっちでもいいんだろ､どっちもじゃなくて､｣
ジョージが優しく言った
｢それに＿＿｣
フレッドが口角を上げた
｢｢俺たちには愛する彼女がいる｣｣
二人がAの両腕をぎゅっと抱き寄せた
｢ッ…アメリア!貴女についての噂､気になるなら教えてあげるけど､気になってるんでしょ?｣
｢…待って､｣
Aが俯いて今度は太い声で呟いた
フレッドとジョージから両腕を離して女生徒の方へ早足で歩いていった
｢何よ､｣
｢フレッドとジョージのこと､顔も性格も同じで､二人ともを好きになるしかないって言いましたよね､｣
｢え､ええ＿＿｣
｢フレッドとジョージは違う人間です､二人で一つかもしれないけど､全く別の人間なんです｡一緒にして､好きになるなんて､傍から見たら､どうしてか分かりません､でも!私もあなたと同じ､二人共が好きです｡そりゃ二股とかビッチとか､言われると思います｡ですが、貴女とは理由が違いました､私は､二人とも､性格も顔も少しずつ違って､少しずついい所が違って､いたずら好きなところを､愛してるんです…ごめんなさい…好きな人のこと､どっちでもいいなんて言われて､カッとなっちゃいました……｣
Aは自分でも言ってる言葉の意味が分かりません､と付け足し､へにゃりと笑って涙を流した
｢………私はあなたに妬いてただけなの………貴女……噂より全然いい人じゃない…ディゴリーも恋に落として三股って､言われてるわよ｣
｢｢｢え＿?｣｣｣
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rapier(プロフ) - Aliceさん» 返事遅れてすみません!!ありがとうございます!!自分でも信じられないくらい掛け持ちしてるので遅くはなりますが更新頑張ります(遅すぎ) (2023年3月17日 18時) (
レス) id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
Alice(プロフ) - フレジョかだいすきで、もう夢主に私自身が成り代わりたいくらい即読みしてしまいました！もうイチャコラさせてください！こんなに幸せになれるものを書いてくださってありがとうございます！ (2023年3月1日 13時) (レス) id: fa4665eb65 (このIDを非表示/違反報告)
rapier(プロフ) - ありがとうございます！めちゃくちゃモチベになります！これからも頑張ります！ (2023年1月20日 20時) (レス) id: bda167fb53 (このIDを非表示/違反報告)
シャーロットの鷲(プロフ) - プロローグだけでこれからの展開が気になって仕方がないです、お気に入り登録失礼致します。 (2022年12月12日 11時) (レス) @page1 id: 38bde81259 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：rapier | 作成日時：2022年12月12日 7時
