『恵。』【呪術廻戦】【伏黒恵】

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貴女『なんで先輩がここに…』


乙骨「初めての海外で初めての場所に1人で来るの大変だろうと思って迎えに来てたんだ」


貴女『来て下さり助かりました。
危うく野宿になるかと』


乙骨「電話とかで聞いてみればいいのに」


貴女『迷惑になるかと』


乙骨「…変わってなくて安心したよ」





宿まで案内するねと言いつつ、Aが持ってきた荷物をひょいと肩に担ぐ





貴女『”1週間分”の着替えしか持ってきてないので持って頂かなくても大丈夫ですよ』


乙骨「1週間分？”3週間分”じゃなくて？」


貴女『え、だってあの目隠し変質者が…1週間って』


乙骨「僕は”3週間”の間宜しくって聞いたけど」




貴女･乙骨『「え」』








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貴女『信じられない』


乙骨「あはは」


貴女『笑い声じゃないです』





乙骨が暮らす宿にお邪魔し、荷物を隅に置いて携帯でその内容を見せてもらっていた。




憂太へ

Aを3週間の間宜しく！
僕も海外に用があるから後で合流しよん！

グットルッキングガイ五条悟より







貴女『今度あったら絶対口聞かない』


乙骨「可愛い仕返しだね」


貴女『…っ』





あーもういいやと諦めたAは
乙骨の方を見る。

視線を感じたのか乙骨の頭には？が浮かぶ





乙骨「ん？どうかした？」



貴女『大きくなったなぁっと』



乙骨「嘘、横に！？」



貴女『……全体？』



乙骨「それ褒めてる？」



貴女『はい』





なよなよしてたのが消えて、
たくましいというかかっこいいですと言うと
「何それ」と頬を赤くしていた。





乙骨「そういうAちゃんは
女の子らしくなったよね」


貴女『？ 私は女です』


乙骨「んー、そういう事じゃなくて」





乙骨はAの方に近づき、






乙骨「”可愛くなった”食べちゃいたいくらいね」


貴女『？私は食べれません』


乙骨「ふふっそうだね

Aちゃんの部屋2階の奥の部屋にあるから
行って着替えてきなよ」


貴女『分かりました。ありがとうございます』




Aは自分の荷物を持って2階に上がっていく後ろ姿を眺めて







乙骨「ほんと、”伏黒君に嫉妬しちゃうな”」






この呟きは乙骨のみしか知らない。





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