【暗殺教室】Ｅ組の太宰さん【文スト】参

#.127 ページ20

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〔貴女side〕


気づいた時には倒れ込む瞬間だった。誰かしらに声をかけて保健室まで連れていってもらうつもりが体が悲鳴をあげてそこで意識を失った。

そして今目が覚めた。
隣には椅子に座っているせんせーとターゲットがこちらに視線を向けていた。




殺せんせー「にゅぅ……良かったです…目が覚めて…」

先生「………」

貴女『いったのか』

先生「いいえ」

貴女『ならいい』



ゆっくりとベットから体を起こした。時計を見ると18時を過ぎていた。ん…18時…

私はある事を思い出した。


それは体育祭が終わった夜治兄からの電話

太宰「Aよく聞いてね 乱歩さんからの伝言だ 10月17日の18時異能力者と何者かが現れる。ヘタしたら生徒に死人が出るかもしれないから気をつけて」


今日何日だっけ……カレンダーをゆっくりと見ると17日の今日だ

重い体をなんとか動かしベットから降りた


先生「どこへ行く気です？」


せんせーは私の腕を掴んだ。
行かせないためにだと思う


貴女『異能力者が現れる』

先生「えっ」

貴女『生徒達が危ない…行かせて』



掴んだ手が緩んだすきに病室から出た。後ろから殺せんせーもついてくる。



殺せんせー「太宰さんどうゆうとこです？」

貴女『私の知り合いから聞いてね。今日の18時 少し離れた山の中の建物に異能力者が現れる しかもそこに生徒もいる』

殺せんせー「だったら…」

貴女『最悪な場合誰かしら"死ぬ"』



病院から出た途端にターゲットのスマホに烏間先生から電話が来ていた。

出ると教室に誰一人生徒がいないのことだ。生徒達が直接山の中の建物へ向かったか。

烏間先生と合流し生徒達を探すことになった。



太宰「あそうそう困った時は担任を頼れってさ」



貴女『……殺せんせー生徒の臭いとか覚えてる？』

殺せんせー「犬に変装すると自然に臭いを辿れます」

烏間「こんなうすらデカい何処が自然だ」



犬に変装したターゲットは臭いをかいでどんどんと進んでいく。



貴女『ゴボッゴボッ』

烏間「太宰さんそれ以上悪化しないためにも帰った方が」

貴女『家に帰っても誰もいませんし それに皆が危険な中1人で家に待機する訳にもいきませんよ』



確かにいつも以上に体の調子が悪かった。薬は飲んだはずなのにと思っている間にターゲットはここですと山の中にある建物を見つけた。

そして、私達3人で生徒達がいる建物の中へと足を踏み入れた。

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