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善逸「俺のせいにしないでよ。付き合ってんでしょって言っただけだって。」








付き合う…?








…誰と、誰が?








炭治郎「誰とだ!?A!」








『…え?なにが!?』







炭治郎が驚いたように私に聞いた。








善逸「馬鹿。お前とAちゃんだよ。」








炭治郎「えっ?」








…私と、炭治郎が?








『…はっ!?!?』







炭治郎「…なっ!?!?」







炭治郎の顔がぶわっと赤くなった。







善逸「え!付き合ってないの?」







『…な、何言ってんの…?』







伊之助「おい!A郎!豚八郎!もう1回勝負だ!」







『A郎とは…?』







善逸「数日前、2人が一緒に帰ってきた日以来、音が変わったから付き合ったのかなって思ったんだけど?」







音が変わった…?







炭治郎「善逸!からかうのはやめないか!」







音って何?変わるものなの?







善逸の言っていることがよく理解できていないまま、善逸はそのまま話し出した。







善逸「Aちゃん、前はもっと、炭治郎に対して本当に嫌いって感じの音だったのに、今はただ恋してる女の子の音なんだもん。」







恋してる女の子の音…







『…ど、どんな音だよ…』







私の顔の温度が急激に上がったのが分かった。







善逸「…炭治郎…。」







炭治郎「…な、なんだ?」







善逸「Aちゃんにこんな音させやがってぇぇぇ!殺す!!!」







炭治郎「や、やめろ善逸!落ち着くんだ!!」







前回のように善逸が炭治郎に襲いかかった。







伊之助「喧嘩か!!!俺が勝つ!!!」







『あ……』







すかさず伊之助を止めようとしたが手遅れだった。







炭治郎「伊之助!善逸!落ち着いてくれ!!」








善逸「うるせぇ!!今度こそは許さねェェ!!!」







『…はぁ…またか。』







前回と同じような光景を目の当たりにして、完全に呆れていた。







『今のうちに買い物行こ。』







私は3人を置いて、街へ出かけた。








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作者名:葉紅 | 作成日時:2021年7月15日 1時

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