失楽のウンディーネ 6【イナイレ】

26_意志と器 ページ2

夜が明けて、そうして私はいつも通り辺りの監視をしながら時間を過ごしたけれど、気配こそすれ、敵さんが来ることはなかった。


暇だったので、沖縄の空が見えるテラスから研究結果を大学の方へと送った。


綺麗な夜空に人工的な光が散っていく。


私たちAourは肩書きとして院生と過ごすことが出来るが、本当に博士号が欲しいなら勿論話は別だ。


取っていようがいまいが、未成年調査員がほとんどの組織で何か立場的なものが変わる訳では無い。


が、少なくとも組織を辞めた後、他の諜報組織に移るにしろ、一般的なそれに身を委ねようとも、役に立つのは事実だ。


だからこうやって一々何千キロと離れた場所へと送らなければならない訳なのだが。


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About associated and social assistance with a sense of belonging, the depression for the community such as a family,the friend
(家族・友人などのコミュニティに対する帰属意識・抑うつとの関連及び社会的幇助について)

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Chapter 1 problem submission


A creature called the person is the thing which originally decides an action by a emotion and reason.

but of course may cause non-conformity with the society.

Various studies are conducted about the emotion of the person and the illness so far……




「……もう朝か」


朝日の眩しさに目が眩む、寝ていないとなれば尚更だった、ぐらりと揺れる体がそろそろ限界を叫んでいる様だ。


結局こちらに来ることは無かった、敵意は今の所ないとみていいのだろうか……早計か。


背伸びをすると体の重みがよく感ぜられる、瞼を閉じて、波の音を聴きながら、閉じられたパソコンの上から体を乗せた。


一瞬開いた目の中に金髪の男が映った、こんな時期に珍しい。


外国人だろうか、すぐそこの海岸で少女と歩いている様だ……




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