隣人のお兄さんが料理上手だった件について。【センラ】

20皿目 ページ21

あなたside




センラさんがメンバーを紹介してくれるらしいのですが、なんだろう…

私は呼ばれて来た人々を見つめる。




？「なに、センラ。俺仕事帰りだったんだけど」



？「スマブラ！？スマブラやろ？？！」



し「坂田、近所迷惑やから口閉じぃや」




う、うるさい……←



？「その子誰？ラマンの妹とか？？」



？「似てへんし、姪っ子やないん？？」



し「彼女。」




？？「「はぁっ！？彼女っ！！！？」」





おお、息ピッタリだこと。
っていうか…




「志麻さん、私彼女じゃないよ。」



し「いつもご飯一緒に食べてるんやし
彼女と言っても過言ではないやろ」




「過言だわ」




赤茶色の髪の毛の青年がこちらを
好奇心に満ちた目で見つめてくる。




なんかワンコみたい((





セ「じゃあ紹介しますね、
こっちの小さいのがうらたぬき、
こっちのうるさいのがあほの坂田です。」




う「誰が小さいだ。……っていうか何ちゃっかり俺らの正体バラしてくれちゃってんの。」





さ「よろしくーー！センラの彼女ちゃん！」




「いや、彼女じゃないです。」





し「Aちゃんも自己紹介したほうがええんちゃう？うらたさんが納得してない顔しとるし。」



う「そりゃそうだろ、こんなガキに身バレしたんだから。」




「ガキって…。えっと私、唄タネという名前で
ボカロPをさせていただております。」





ガタッとうらたぬきさんと坂田さんが立ち上がる。





う「え、は、！？唄タネさん！！？」




さ「こんなちっこい子が！！？」




セ「そうですよ、この子があの天才なんですよ」




し「なんでセンラさんが胸張ってんねん。」




うらたぬきさんが私の手をにぎる。




う「めっちゃ曲好きです！新曲、
珍しいバラード系で感動しましたー！」




さ「【クッキングラバー】やったっけ！？
俺もめっちゃ好きやったー！」





「ありがとうございます」




すごく、ブンブン腕を振られるから痛い((




セ「ちょっと、うらたん。手が赤くなっとるやん。離してや。」




う「あ、ごめんね。つい興奮してしまって。」




し「センラさんのヤキモチ((ﾎﾞｿｯ…」




セ「志麻くん、なんか言いましたー？？」




し「なんも言ってませーん。」




さ「んで、なんでセンラと唄さんが仲ええん？」





「あ、えっと隣にす((」




セ「秘密です。」





…………え？

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