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優勢=確定とは限らない ページ44

「アイエエエエエ!!」

「A嬢、落ち着き給え」

「あっ広津さん久しぶりー」



なんだかんだでマフィアに帰ってきた。

Qちゃんは既に部屋に送り届けました。



「どうしたのかね」

「中原さんから逃げてる。首切りは勘弁」

「そうか。ところで後ろの彼は件の中原くんではないのかね?」

「A!」

「ぎゃぱぁ広津さんたしゅけて!」

「さて仕事に行くか」

「見棄てやがったああああああ!!!」



広津さんがクールに去ってしまい僕は中原さんと一騎打ちをすることになってしまった。

残念だが僕は中原さんより足が遅い。詰んだ。


じりじりと後退するとその分距離を詰められる。


半ば半泣きで、それでも後退を続けると、壁にぶち当たった。


中原さんは遠慮なく距離を縮めた。



「中原さ、…ん゛ッ!?」



首を切られると思った、が。…違った。


覚悟して閉じた瞼に布地が触れる。


驚いて吸った息に知っている匂いが色濃く交じる。


目を開けると昼なのに視界は真っ暗だ。


ん?…んんん???



「中原さん、あの、…中原さん!?」

「五月蝿え、黙って抱き締められてろ莫迦A」

「ひ、ひゃい…」



えええええちょいちょいちょいちょいちょい。


何ですか中原さんこの突然のデレ。


あの中原さんいくら貴方アンケで優勢でもまだ確定じゃないんですよ!?



「…心配した」

「!」

「あと、一寸怒ってる」

「う、…すみません」

「無断で出て行くのはもう辞めろ」

「はい」

「ん、…悪かったな」



中原さんはそう云って身を離した。

しかしnot恋愛感情→←年長者は時として利益のみを目に留める



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まってぃー(プロフ) - 面白いです!これからも頑張ってください!あと、組合(ギルド)の表記が組織に…意図したものならすみません汗 (2017年1月10日 0時) (レス) id: 775a5dacc5 (このIDを非表示/違反報告)
ひよこリュナ(プロフ) - Qちゃんいいこと言いますね・・・ホロり。 (2016年8月27日 16時) (レス) id: eef97769f4 (このIDを非表示/違反報告)
Sakura(プロフ) - うわ、何この姉弟。天使かよ。ちょっとお二人さん、私の家で暮らしませんか?首ちょんぱから守りますよ(( (2016年8月27日 14時) (レス) id: 0b979c2bbd (このIDを非表示/違反報告)
壊れかけの3DS - あーもう、夢主ちゃんの「畜生」が忘れられない。かわいい。 (2016年8月27日 13時) (レス) id: bc0d170022 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - いつも楽しみにしてます。アホの子面白いですね!是非ともフェージャのオチの作品も見てみたいです(*´-`) (2016年8月24日 20時) (レス) id: bb5246889a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ぱる | 作者ホームページ:なしv  
作成日時:2016年8月18日 18時

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