第4話:居候 ページ6
『ここは知っているようで知らない世界、なんだとそう思います。まるでパラレルワールドのようなもの、でしょうか?』
「それは……困りましたねぇ……」
「なあ婆さん、1つ提案があるんだが……この子には身寄りがない、だろう?それで幸いこの家には空き部屋がある。家に帰る手がかりが見つかるまで、この家で過ごすのはどうかね?」
「家が賑やかになりますねぇ」
「はは、そうだなぁ……」
『……え、え?』
「ここで出会ったのも何かの縁。帰る手段が見つかるまで、ここに住むかい?」
そう言っておじいさんとおばあさんは朗らかに笑った。見ず知らずの自分を帰る手立てが見つかるまで助けてくださると言う。
そこまで迷惑をかけてしまうのは申し訳ないが、今は1人になったところでどうしようもない。
『お願いします……とても助かります』
どうやったら帰れるのかなんて全然検討もつかないしわからないけど、優しい方たちに出会うことができて、住む場所を提供していただいた。
『AA、といいます。年は14です。手伝えること、役に立てることがあれば遠慮なく教えてください。これから家が見つかるまでよろしくお願いします!』
2人にはできるだけ迷惑をかけないように頑張ろうと心に誓った。
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小崎相良(プロフ) - 評価150票!皆様、ありがとうございます!嬉しさでにやにやしております(笑) (2019年7月12日 19時) (レス) id: be5de34a4a (このIDを非表示/違反報告)
小崎相良(プロフ) - 瀷さん» コメントありがとうございます!頑張ります(´∀`*) (2019年6月1日 20時) (レス) id: fd7aceb583 (このIDを非表示/違反報告)
瀷 - 弔推しなんですけど、初登場が可愛いw頑張ってください! (2019年6月1日 19時) (レス) id: 3960a531d7 (このIDを非表示/違反報告)
小崎相良(プロフ) - 充希さん» ありがとうございます!どの場面でしたか?訂正したいので、教えて頂けると嬉しいです (2019年3月13日 23時) (レス) id: 4835e70326 (このIDを非表示/違反報告)
充希 - オールマイトの一人称は僕ではなく、私です! (2019年3月9日 13時) (レス) id: 1c94acc086 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:小崎相良 | 作成日時:2018年9月30日 14時