最期に笑うひと時。 ページ21
「は？」
アルマがホカンと口をあけている。
「どういうことだ。」
「レオナの命令だ。」
エルヴィンが口を挟む、どうやら察してくれたらしい。
「･･･了解だ。レオナ、お前の判断を信じる。」
リヴァイがレオナに目で合図する。レオナは撤退の煙弾を発射した。リヴァイとレオナはお互い少し手に触れるとそれぞれの方向へ向かっていった。リヴァイは意図を察し胸を少しだけ抑えた。
「ただいま、みんな。」
「レオナ副兵長！」
ぺトラが駆け寄ってくる。
「リヴァイとアルマはエルヴィン達と行動だから、私と一緒に先に帰りましょう。」
レオナは不安にさせないように笑って班員に伝えた。皆、少し安心したように立体起動に移った。
「オルオ、ぺトラ、初陣で小便漏らして泣いてたのに立派になったな。」
エルドが笑いながら言う。
「だああああっ！言うなよ！威厳とか無くなったらどうするんだ！」
ぺトラが目をひん剥いて言う。レオナはそれがおかしくて肩を振るわせて笑った。
「副兵長も笑わないでください！！」
「馬鹿め！俺のほうが討伐数とかは上なんだが？上なんだが？」
オルオも焦りを隠しきれずに言う。
「討伐数だけで兵士の優劣は語れないよ、オルオ。ちなみに私は漏らしてないからね。」
レオナも腹筋が壊れそうになりながら言う。最高に面白い。
「ぺトラさん！空中で撒き散らしたんですか？！」
エレンが物凄く驚いた顔でぺトラに問う。ぺトラは顔を赤くして泣いている、そりゃそうだ。
「いい加減にしろ！ピクニックに着たのか？！ここは壁外なんだぞ！･･･ちなみに俺も漏らしてないからな、エレン！」
「そこは意地でも主張するのね。」
レオナがグンタに突っ込みをいれる。だが、グンタの一言で先ほどの危険を思い出しすぐにレオナはあたりを見渡した。右で緑の煙弾が放たれている。
「きっとリヴァイ兵長からの煙弾だ。合流するぞ！」
「え、まってグンタ！リヴァイは左･･･。」
そのときには遅くグンタはもう向かっていた。ぺトラたちは何とか踏みとどまったが、グンタは向かった先ので上半身をブレードで切られ、ワイヤーから死体となって血を伝わらせながら釣り下がった。
「グンタ！！」
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小西 利音(プロフ) - ナルさん» コメントありがとうございます！ミルミハになってました？！すみません指摘ありがとうございます (2019年7月3日 2時) (
レス) id: 0660aea05f (このIDを非表示/違反報告)
ナル - すごく面白かったです！！更新頑張って下さいあと、ミルミハ区ではなく、エルミハ区ですよ!! (2019年6月21日 17時) (レス) id: 4a1c354212 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：小西利音 | 作成日時：2017年4月11日 12時
