第140話 まさかの野宿 ページ50
走って、走って、走って、走りまくった。とにかく、逃げたくて。耳からまとわりつく、あの声から逃げたくて。
明るいと思っていたが、冬は陽が沈むのが早い。もう暗くなってきてしまった。
『……こ、こどこなの……?』
見渡せば、某アニメの猫型ロボットの遊び場となっていそうな土管と、放置されていたんであろう、伸びっぱなしの草。いや「www」の草じゃないから。ていうか笑ったの誰だよブッ殺すぞ。
……しかも、寒い。なんといっても、寒い。いや寒風摩擦で暖めよう、とか言ってる場合じゃないよこれ。ガチだよこれ。いやお前らも一回体験してみ?ほらほら遠慮せずに【強制終了】
『う、うぅ……。そ、そうだ。スマホがあったはず……』
あの場から逃げ出した私がかけるのは気が引けるけど、仕方ない。私はコートのポケットに入れておいたスマホをまさぐった。
………いや。これは、冗談だよね、うん。もう一回。
……いやいや、あ、もしかしたら反対のポケットかも。
……いやいやいや。もしかしたら、もしかしたら、パンツの中に入ってるかも。
どれだけまさぐっても、私のお目当ての、四角い物体が私の指先に触れることはない。
……ない。スマホが、ない。
『……詰んだわ、オワタ(^о^)/だわ……』
これは、本気で考えるしかないようだ。私の少ない脳みそで、現状を理解しよう。
『えぇっと、私は、まず荷物も置いてきたし……、スマホも、ない。お金も、当然ない。はい、オワタ』
結論でるのはっや!早すぎ!でも認めるしかない!悲しい!誰か助けて!
『……とりあえず、土管に入ろう』
……ふむ、マ○オってこんな気分なのかな。ていうかせまっ。そりゃキノコ食わないとやってけないわマ○オ。すげーわマ○オ。ははは……。
そんな現実逃避してる場合じゃないって分かってるけど、こうでもしないとやってられない。
『……寂しい。会いたいよ』
ねえ、ーーーー。
__
はぁ〜〜(クソデカ溜め息)
続編作るの面倒臭いので後日にします☆(おい)
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ヒナ - なんか、全部良すぎて決められん! (2018年1月26日 6時) (レス) id: 7822f14dc9 (このIDを非表示/違反報告)
ショボン(プロフ) - え?じゃあ私も……おそ松兄さんをいただきm((兄さんの取り合いになるwww神作者粉粉粉粉粉さんvs駄作者ショボンの戦いですねwww負ける気しかしないwwww (2017年12月3日 23時) (レス) id: cfb5abdebb (このIDを非表示/違反報告)
粉粉粉粉粉 - ちぃさん» 私の作品が好きだと言ってくださるなんて嬉しいです!励みになります!あ、ハゲじゃないです!ふむ、良いご趣味(アニメ)をお持ちで。リゼちゃんとシャロちゃんは今日も天使です。背中を押されながらも更新頑張りますー! (2017年12月2日 22時) (レス) id: 69bd423521 (このIDを非表示/違反報告)
粉粉粉粉粉 - ちぃさん» ぬあっ!?こんなにたくさんのコメント、ありがとうございます!長らくお待たせしました、コナゴでございます。長男は愛すべき為に生まれたのです。尊いです。はぁしんどい。 (2017年12月2日 22時) (レス) id: 69bd423521 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 更新はやーーくぅ そなたが更新するのを楽しみにまっているぞい!((ニコッ (2017年11月23日 14時) (レス) id: a8a7c657ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:粉粉粉粉粉 | 作者ホームページ:http://Conago
作成日時:2016年5月2日 23時