第117話 雄モードじゅっしは良いよね。 ページ26
「……って、あ゙あ゙あ゙あ゙ぁぁぁっ!!」
いきなり、本当にいきなり、私がカラ松さんに追い詰められてジリジリと後退りしている時に、トド松さんが発狂した。
『(ついに気が狂ったかトッティ)』←
「あのさ、あのさ、あのさぁ?!いきなりだけどね!?」
うん。『本当にいきなりでしたね』、と言いたい位いきなりでしたね。←
「ここ圏外って事はさあ……スマホ……使えないじゃんんんんんん!!」←
「出たよスマホ勢。別に良くねーー」
「良くないっ!!使えないんだよ?解ってるのぉ?僕のマイブームの深夜のこっそりビデオが観れ……あっ、イヤ何デモナイデス」←
「間違えちゃった☆」とでも言いたげな顔の目がとてつもなく泳いでいる。
『(ふむ、こっそりビデオってアレしか思い付しがありませんなあ)』←
「お前は一体何を観てんの?A(赤塚)V(ビデオ)?」←
『赤塚ビデオって何なんですか』
「アレだよ、あのー……幻の一話が観れんだよ」←
「あっ、あの例の幻の一話がっ……!?」
「しかもこれでポッキリ10000円!まあ、お安いっ!奥様、お買い得ですわよ?」←
「どう考えても高すぎだろ」
あの馬鹿な上二人のコントに呆れているチョロ松さんの肩にポン、と冷や汗だらだらのトド松さんが言う。
「まっ、まあまあ兄さん落ち着いて?ねっ?お話も良いけどそろそろ止めて寝よっ?」
「いや別に落ち着いてますけど?落ち着いてないのお前だろ?」
「意義ありだ my brother !! だから枕がーー」←
「黙れクソ」←
「せめて松つけて松は……」←
「あのねー!!皆が楽しそうにしてるとこ悪いんだけどねー!!」
いきなりの大声にピタッ、と騒いでいた声が止まる。
「……寝ないの?寝るの?ハッキリしてね??」
声を出したのは十四松さんだった。コテン、と首を傾げて、その大きな瞳を細くさせてニッコリと微笑む。全員が背中にゾワッときた気がする。
「「『ハイ!スミマセンデシタアアアァァァ!!』」」←
『(……六つ子の中で一番最強なのは、本当は十四松さんなのかも……)』
そう私が心の中で思ってしまったのも無理はないと思う……。
第118話 大人になっても子供の遊びは楽しいもんだよね。→←第116話 色々となうなう煩いなう。
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ヒナ - なんか、全部良すぎて決められん! (2018年1月26日 6時) (レス) id: 7822f14dc9 (このIDを非表示/違反報告)
ショボン(プロフ) - え?じゃあ私も……おそ松兄さんをいただきm((兄さんの取り合いになるwww神作者粉粉粉粉粉さんvs駄作者ショボンの戦いですねwww負ける気しかしないwwww (2017年12月3日 23時) (レス) id: cfb5abdebb (このIDを非表示/違反報告)
粉粉粉粉粉 - ちぃさん» 私の作品が好きだと言ってくださるなんて嬉しいです!励みになります!あ、ハゲじゃないです!ふむ、良いご趣味(アニメ)をお持ちで。リゼちゃんとシャロちゃんは今日も天使です。背中を押されながらも更新頑張りますー! (2017年12月2日 22時) (レス) id: 69bd423521 (このIDを非表示/違反報告)
粉粉粉粉粉 - ちぃさん» ぬあっ!?こんなにたくさんのコメント、ありがとうございます!長らくお待たせしました、コナゴでございます。長男は愛すべき為に生まれたのです。尊いです。はぁしんどい。 (2017年12月2日 22時) (レス) id: 69bd423521 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 更新はやーーくぅ そなたが更新するのを楽しみにまっているぞい!((ニコッ (2017年11月23日 14時) (レス) id: a8a7c657ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:粉粉粉粉粉 | 作者ホームページ:http://Conago
作成日時:2016年5月2日 23時