第107話 実体ですね(白目) ページ16
更衣室に、仁王立ちしている私。その前に正座をして座っている六人。私は、六人にビシッ、と指を差して言う。
『さっき見た事、 “ぜーーーったい” に忘れて下さいねっ!!?じゃないと、殴りますよっっ?!』←
私は六人に念を押す様に言った。破ったら殴る所かコロス。←
「「「解りました!!!」」」←
『ん、おk!素直でよろしいっ!では諸君!!私は体を洗ってきますから、 “絶対” に入ってくんなよ……?お前らはもう部屋に戻ってさっさと寝ろ』←
そう私が恐ろしい顔と声で言った。所謂デスボ。……何だよデスボって。←
「「「ひえっ……わっ、解りました……」」」←
肩をすくみながら言う六人は、さっきとはまるで違う人の様。反省したのかな?反省したのならいいけど……。
私は溜息を吐いて、脱衣場の扉を閉めた。
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『はーっ……。まぁ反省したみたいだし、流石に……入ってこないでしょ』
私は温泉の鏡とにらめっこしながら呟く。『ここはお風呂場だから結構響くなあ……』と下らない事を思っていた瞬間。
「おー、やっぱデカいなー」
『……ん?』
やぁっだ。私ったらぁ、耳腐っちゃったのかなぁ?wwwめっちゃ聞きなれた声がするんだけどぉwwwウケるーwww←
「なあ、聞いてるぅ?てかさぁ、前の告白の返事、早く聞かせて……うわっ?!なに勝手に触ってきてんの!?A変態!?まぁ……別に俺は変態でも構わないけどさぁ」←
『……ははっ、幻聴じゃなかった……。幻聴が良かった……』←
私は幻聴がどうか確かめようと後ろを振り向いて誰かの体を触った。うん、はい。幻聴でもなく、幻覚でもなく、実体ですね(白目)←
『はっ、入ってくんなって言いましたよねぇ……?おそ松さん!!』
「ええーっ?だってさぁ?『入ってくんな』って言われたらさ、入りたくならない?」
そうニコニコ笑いながらおそ松さんに言われて、不覚にも少し……少しだよ?少しだけど……格好良いと思ってしまった私を誰か殴れ。←
『っ、……な、なりません!!』
私はフイ、と横を向いた。見られたくなかったから。何故か私の顔が赤くなっている様な気がして。
「ん?どーしたの?」
ズイッ、といきなり顔を近付けられて、顔と顔との距離が狭くなる。やめろ!今すっごい意識しちゃってるからやめろ下さい!!お願いだから!!300円あげるからぁぁぁあああ!!!←
第108話 前世は悪魔?残念、現世から悪魔でした。→←第106話 お巡りさんコイツらです
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ヒナ - なんか、全部良すぎて決められん! (2018年1月26日 6時) (レス) id: 7822f14dc9 (このIDを非表示/違反報告)
ショボン(プロフ) - え?じゃあ私も……おそ松兄さんをいただきm((兄さんの取り合いになるwww神作者粉粉粉粉粉さんvs駄作者ショボンの戦いですねwww負ける気しかしないwwww (2017年12月3日 23時) (レス) id: cfb5abdebb (このIDを非表示/違反報告)
粉粉粉粉粉 - ちぃさん» 私の作品が好きだと言ってくださるなんて嬉しいです!励みになります!あ、ハゲじゃないです!ふむ、良いご趣味(アニメ)をお持ちで。リゼちゃんとシャロちゃんは今日も天使です。背中を押されながらも更新頑張りますー! (2017年12月2日 22時) (レス) id: 69bd423521 (このIDを非表示/違反報告)
粉粉粉粉粉 - ちぃさん» ぬあっ!?こんなにたくさんのコメント、ありがとうございます!長らくお待たせしました、コナゴでございます。長男は愛すべき為に生まれたのです。尊いです。はぁしんどい。 (2017年12月2日 22時) (レス) id: 69bd423521 (このIDを非表示/違反報告)
ちぃ - 更新はやーーくぅ そなたが更新するのを楽しみにまっているぞい!((ニコッ (2017年11月23日 14時) (レス) id: a8a7c657ca (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:粉粉粉粉粉 | 作者ホームページ:http://Conago
作成日時:2016年5月2日 23時