第76話 事故 ページ30
おそ松さんとチョロ松さんが楽しそう(?)にキャイキャイはしゃいでいる内に、私はほっと安堵の溜息を吐いていたカラ松さんの肩を叩いた。
「ふぁっ!?あ、あぁ、Aか……」←
『カ、カラ松さんでもそんな驚き方をするんですね……。何か新鮮です』
「そ、そうなのか……?ところで、俺に何か用か?」
『あ、あの、勝手に誤解してしまってごめんなさい』
「あぁ、その事か……。あの時は本当に吃驚したが……」
『ご、ごめんなさい……』
「いや、Aが悪いんじゃ無いし、謝らなくても良い。俺の言い方が悪かったのかもしれないしな」
『カラ松さん……。実は結構モテるでしょう?』
「……俺なりに努力はしているんだがな……」
『って事はモテてないんですね……。おかしいですね……。カラ松さん、とても優しくて格好良いのに……』
「えっ、格好良い……?!」
私が首を傾げて横目でチラリとカラ松さんを見ると、何故か赤面してアタフタと慌てているカラ松さん。
『ど、どうしたんですか?カラ松さん』
「お、俺の事を……『格好良い』と、思ってるのか?Aが?」
『え、えぇそうですよ?』
「っ!!!」
何故か唐突に悶え出したカラ松さんに、驚きを隠せない私。そしてまた唐突にカラ松さんは私の肩を掴んだ。
『カッ、カラ松さん?!どうしたんですか!?』
「っ……A!この際言ってしまうが……実は、俺の好きな人は……」
『えっ。ここで言うんですか?』
「す、好きな、人は……その……」
赤面したままこちらを見られると何故かこちらまで赤面してしまう。お互いが恋人の様に見つめあっているその時。
「カラ松兄さんとA何してんのー!?」
元気良くカラ松さんに体当たりした十四松さん。←
体当たりの反動に堪え切れず、カラ松さんはこちらに倒れ込んできた。私もつられてカラ松さんと一緒に倒れ込む。
『っ、痛たた……』
「じゅ、十四松、体当たりする時は言ってくれないか……」←
「ん、ごめんなさい……。……あっ、カラ松兄さんとA、同じトコ怪我してるよー!」
「『えっ?』」
私とカラ松さんはお互いに顔を見合うと、みるみる内に真っ赤になった。
その怪我をしている所は、なんと、唇だった。要するに、私達は事故だけれども、キスをしてしまったのだ。……正夢になった。
__
事故チューですかそうですかハッ(嘲笑)←
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ショコラ - 第65話の「溢してる」は「溢れてる」じゃないでしょうか?? (2018年1月18日 12時) (レス) id: 0c05feb430 (このIDを非表示/違反報告)
ソエル(グラデ松が好きすぎて鼻血がガチで出た人間) - ロリィのかい 水玉●●ーボーイみたいっすねー!!! (2017年1月1日 8時) (レス) id: e5d5f3a62f (このIDを非表示/違反報告)
粉粉粉粉粉 - えるつんさん» ぬおおお返信遅れてスミマセンンンンンン(( まさかえるつん様・・・・・・最俺を知ってるとはっ!フジィ!!フジ好きだよ好きだけどごめんね北のヤンキーの方が好きなんだ(( すっ、素敵な作品だなんてぇ・・・とんでもございません!!ありがとうございます!! (2016年12月28日 0時) (レス) id: 50c053d93a (このIDを非表示/違反報告)
えるつん - フッジサーンだと…。フジ…あ、なんかフジとチョロ松って突っ込みやくで気が合いそう…。素敵な作品あざす! (2016年6月26日 20時) (レス) id: d306f97df7 (このIDを非表示/違反報告)
粉粉粉粉粉 - 違うよ、神r【自主規制】ちゃん……!私が欲しいのはそのモジャの本体だ……!!←← だがしかし、髪はむしっていくぞ。←← 「あ"あ"あ"ぁぁ俺の髪がァァアア!!」←← あれ?どこぞのモジャが嘆いている……。←← (2016年5月8日 21時) (レス) id: 001fe28574 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:粉粉粉粉粉 | 作者ホームページ:http://Conago
作成日時:2016年3月7日 22時