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「は?」
「何言ってんだよ」
「冗談でしょ!?」
皆んなが騒ぎ出した
柊「本気だよ。だってお前らそれぐらいやんなきゃ真面目に取り組まないだろ…なぁ」
諏訪さんと甲斐くんに向けられた先生の視線…この2人は関係があると考えていいだろうか
柊「あ、そうだ。じゃあ、回答する生徒を1人決めておこうか」
先生は考える“振り”をした
始めから、誰に答えさせるか決めていたのだろう
柊「あぁ、じゃあ茅野。学級委員だし丁度いいだろ」
茅野「丁度いいってなんですか。全然ちょうどよくないです。嫌です。絶対嫌」
何故そこまでして拒否するのか…
柊「じゃあギブアップする?その場合、誰かが死んじゃうけど」
甲斐「ふざけんな、こんな茶番に付き合ってられるか」
と言って椅子を窓に投げる…其れが俺に跳ね返って来た
反射で椅子を弾き飛ばしてしまった
甲斐「はっ…?まじかよ此奴…」
其れにしても、強化硝子か…厄介だな…
柊「…ふざけてないし茶番でもない。俺はこの半年間この日のためだけに過ごしてきたんだからな」
この日の為だけ…?矢張り云い方が不自然だ
柊「それじゃあ、皆に話し合って貰おうか。俺は美術室にいるから…Let's think」
柊「あ、津島は俺と来い」
なんだろうか…と思いつつ、先生の元へ向かった
『…先生、何故、僕を呼んだんですか?』
柊「…」
無視か
『この事件って…僕に関係あります?』
柊「ない。だが、お前には別の用件があるんだ」
『そう、ですか…』
別の…なんだ?
ここの人間とは最低限関わって来なかった筈だが…
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作者名:オタクは楽しい! | 作者ホームページ:http://2007817
作成日時:2021年3月15日 1時