殺人鬼…？俺は探偵社員だ！【文豪ストレイドッグス】【3年A組】（新） (ページ22)

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柊「お前ら…揃いも揃ってクズだなぁ！自分が助かれば他人がどうなっても構わない。イカれてるねぇ…どーしてそんな貧しい考えが産まれるのか。モラルの決意はアイデンティティの拡散！！要は、中身が空っぽなんだよ!!!!!!

お前達はさっきの津島と茅野を見て、何も思わなかったのか？影山の死から目を背けていた自分を奮い立たせて、向き合おうとした茅野を見ても！

この中で死とは何か一番理解し、お前らの間違えを正そうとしている津島を見ても！

何も思わなかったのか？過去の自分が今の自分を創る！だから、過去から逃げてるお前も！お前も！お前も！極めて幼稚な餓鬼のまま、成長が止まってる訳だ！そんな奴らが一体何から卒業するんだよ！」

机を蹴る
鉄の交わる音が教室に響いた

過去の自分が未来の自分を創るか…
昔のあの経験が無ければ、織田作があの言葉を掛けてくれなければ…今も尚、俺は太宰と弑しを続けていただろう…

柊「いいか、聞け！何故！影山麗奈は！死ななければならなかったのか！これから彼女の生き様を通して、お前らの考えがいかに脆く、弱いものなのか…思い知らせてやる」

この人なら、此のクラスを変えられる…

中尾「ふざけんな！ふざけんじゃねぇ！」

中尾の肩を強く掴んだ

柊「変わるんだ。悪意に塗れたナイフで、汚れなき弱者を傷つけないように！変わるんだよ！……変わってくれ…！」

先生が訴えかけるように云った其の時だ

ビーッビーッビーッビーッビーッ
突然警報が耳に入る
警察が校内に侵入してきたのだ

柊「警察の皆さん言ったはずですよ、次の指示を出すまで待っていてください。大人しくしていなければ、生徒の命は保証しないと……いいでしょう。そちらがその気なら………最初の犠牲者はお前だ」

先生が指を刺したのは

中尾蓮だ

中尾が殺されかけても、誰も助けて何てしないだろうな…今の此の子等だ…そんな姿がすぐに想像がつくよ…