諜報��『黎斗』 ページ6
そのままソファに押し倒されて馬乗りになった黎斗に首を掴まれる。
Aはさっきまで甘い空気に身を委ねそうになっていた自分自身を呪った。
黎斗「これがいつもの君の作戦かい？」
A「？？」
黎斗「簡単に男に身体を許してその隙に情報を搾取する。諜報機関のお決まりの常套手段だろ？」
A「私はそんな方法をとった事なんかないわ！！」
ニヤニヤ笑いながら自分を見下ろす黎斗を睨んだ。
黎斗「へぇ、君の上司は堅物かい？君みたいな魅力的な女の使い方を知らないなんて」
A「貴方みたいに汚い方法は取らないわ！」
黎斗「へぇ、、てっきり私の部屋まで君が来たのはそう言う目的の為かと思ったけど、、、本当に私に惹かれてついて来たのかい？」
A「そ、そう言う訳じゃ、、、」
思わず黎斗から目を逸らす。
自分でもなんて愚かなんだと思った。
でも。
自分の中にある黎斗への感情を認めずにはいられなかった。
バカだった。
毎日側にいて、その横顔に、その声に、いつのまにか心が揺れた。
そんな心の動揺が見て取れるほど顔に現れ、自分から目を逸らしたままのAにそっと黎斗が覆い被さり頭を優しく撫でて抱きしめた。
黎斗「Aくん、案外純粋なんだな、、、可愛いよ」
甘く囁く黎斗の言葉が耳元で笑う。
Aの心の危険信号は黄色から一気に赤に変わり、黎斗の胸を両手で押した。
A「バカにしないで！！」
精一杯のAの抵抗を鼻で笑うと、黎斗はそのままAを抱きしめ、甘い言葉を囁き続けた。
黎斗「抱いて欲しいんだろ？素直になれ」
黎斗の熱い唇がねっとりと絡み、Aの気持ちごと絡め取っていく。
口付けが深くなり何度も重なり、黎斗の胸を押していた手は、黎斗と指を絡めて握られる。
やっと離れた唇からは熱くて甘い吐息が漏れてしまう。
首から胸元に這う黎斗の唇に身をよじりながら、もう抵抗出来るのは言葉だけ。
A「やめて、、」
妖しくて美しくて危険過ぎる黎斗にアブナイ気持ちが刺激され、堕ちてみたいと本能がザワつく。
Aの瞳は誘惑に負けてゆらゆらと濡れたように揺れて、困った顔で黎斗を見上げた。
黎斗「その顔、堪らない。やっぱり君の上司は君の使い方を間違ってる」
それが褒め言葉だと言うこともAにはもうわからなかった。
そのまま心の箍が外れ、黎斗に愛されるまま何度も甘く鳴いた。
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moon791(プロフ) - おお！久々に更新されていて嬉しいです。続きを楽しみにしております。 (2019年9月26日 5時) (
レス) id: 5e8cd81772 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - 花恋さん» この前、ツイッターでお写真見られました！元気そうで良かったです（≧∇≦） (2019年2月27日 5時) (レス) id: 526e5a9f3e (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - 大我の中の人…インスタには一応いますよ。投稿まだ一個ですけど(>_>) (2019年2月14日 16時) (レス) id: eb6c37d723 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - Hyuiさん» おかしなコメント、消えたみたいですね。ありがとうございます。 (2018年8月10日 6時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
Hyui(プロフ) - 零久さん» 幸恵さんだよね？こういう暴言やめなよ？ちゃんと消して (2018年8月4日 22時) (レス) id: d26fc2b26a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おおさきまいこ | 作成日時：2018年5月4日 4時
