諜報�◆懴嫖諭� ページ5
黎斗「Aくん、こんな夜遅くまで残業かい？」
A「え、ええ、、資料の整理をしていたら遅くなってしまって、、大切な資料だとお聞きしてましたので今日中にと思って」
少し目を細めてAを見る黎斗の表情からは怪しまれているのかどうか窺い知るとこは出来ず、緊張感でAは胸がビリビリとした。
黎斗はゆっくりAに近づくとチラリと机の引き出しに目をやり直ぐにいつもの笑顔になった。
引き出しは、、、1cmほど閉め損ねていた。
黎斗が帰って来た時に慌てて閉めたのだが間に合わなかった。
黎斗「本当に大切な資料は自宅に置いてある。会社ではセキュリティに限界があるからね」
A「そ、そうなんですね」
黎斗「もう遅いし、Aくん、仕事は程々にして私と食事でもどう？」
黎斗のデスクを詮索していたのを気づかれたかどうかは分からなかった。
しかし、一番大事な資料が自宅にあるならば、その資料を手に入れるのはハードルが高すぎる、、、そんな事を思いながら黎斗に誘われるまま出掛けた。
会社から一歩外へ出ると、社長室での緊迫感を忘れてしまうほど黎斗と2人きりの食事はうっとりする様な時間だった。
お酒を飲みながら、何をしても優雅な黎斗に気持ちは簡単に揺らめく様に魅せられる。
話が弾み、故意なのか自然になのかは分からないが、時々触れる黎斗の指に本来の諜報の仕事を忘れて気持ちが淡く染まる。
気が付けば、、、黎斗の甘い言葉に乗せられて彼の自宅マンションで抱きすくめられ、甘い唇を重ねていた。
何度も唇に触れながら、髪をかきあげられて首筋にも優しい感触が這うと、その唇の誘惑に黎斗が全ての黒幕で恐怖の元凶である事を忘れてしまいたくなる。
そっと耳に黎斗の吐息がかかり、彼の背中のシャツを握る指にキュッと力が入る。
黎斗「Aくん、私とこのまま朝までいる覚悟はあるか？」
妖しく囁く言葉に頷きたくなる。
でも、理性のカケラが必死に言い訳を並べた。
『彼に流されたフリをして、彼が眠った後に資料を奪えばいい、、、』
だからこのまま、、、黎斗に流さされようと思った矢先。
黎斗「それとも君の身体と引き換えに、私が眠った後、ゼロデイの資料を持って消えるつもりか？」
その言葉にハッとして黎斗の顔を見た。
笑顔だった。
それもとても冷たい笑顔。
さっきまで優しく誘っていた唇は氷の様に冷たく笑う。
それでも黎斗の腕は離してはくれない。
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moon791(プロフ) - おお！久々に更新されていて嬉しいです。続きを楽しみにしております。 (2019年9月26日 5時) (
レス) id: 5e8cd81772 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - 花恋さん» この前、ツイッターでお写真見られました！元気そうで良かったです（≧∇≦） (2019年2月27日 5時) (レス) id: 526e5a9f3e (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - 大我の中の人…インスタには一応いますよ。投稿まだ一個ですけど(>_>) (2019年2月14日 16時) (レス) id: eb6c37d723 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - Hyuiさん» おかしなコメント、消えたみたいですね。ありがとうございます。 (2018年8月10日 6時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
Hyui(プロフ) - 零久さん» 幸恵さんだよね？こういう暴言やめなよ？ちゃんと消して (2018年8月4日 22時) (レス) id: d26fc2b26a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おおさきまいこ | 作成日時：2018年5月4日 4時
