loss of memory� 愴�彩』 ページ15
A「うそ、、、」
Aは特室のベッドに腰掛け自分の事を不思議そうに見る飛彩に愕然とした。
飛彩がCRで倒れたとポッピーから連絡をもらった。
飛彩とはもう付き合って半年だった。
それなのに。
飛彩「すみません。どうやら近年記憶を失ってしまったようで、、、。あなたの事もどなたか分からないんです。」
駆け付けたAが見た飛彩は、記憶を失い、Aが恋人だと言うことも、その存在さえ覚えていなかったのだ。
A「そんな、、飛彩、私だよ？ねぇ、私の事本当に忘れちゃったの？！」
飛彩の手を握ってその目の奥に問いかけても、Aの握った手と視線に飛彩は益々困惑するだけだった。
自分を何の感情も持たずに見る飛彩といるのは正直辛かった。思い出すにはどうすれば良いのか、思い出してくれるのかさえわからない。
自分の事を誰なんだという目で見る飛彩に心が折れそうになる。でも悲しんでばっかりいるなんて私らしく無い。だから、、、
A「飛彩ー！ねぇ、デートしよっ！」
飛彩「デート？」
A「飛彩は忘れてるけど私は飛彩の恋人なんだもん！一緒にいたいから」
戸惑う飛彩を強引に連れ出す。車の助手席に飛彩を乗せてAは窓を開けて海岸線を走った。
A「気持ちいいねー！」
晴れた青空と同じくらい青い海がキラキラと光り穏やかに波打つ。
潮風が流れ込む車内でAはニコニコと笑った。しばらく走り、見晴らしの良い堤防に車を止めて海を見た。
この堤防は飛彩と初めてデートした場所。
そして初めて飛彩に好きだと言われた場所。
最初のキスもこの場所だった。
だからここは飛彩との思い出がたくさんある。
ここに来れば飛彩の心に何か変化があるんじゃないかとそう思ってAは飛彩を連れて来た。
A「飛彩、何か思い出さない？」
飛彩「、、、いや、何も思い出せない」
A「ここはね、私と飛彩の思い出がたくさんある場所なんだよ」
そう言ってAはにっこりと笑った。
笑っても飛彩は笑い返してはくれない。
でも、じっとキラキラ光る水面を見て、一生懸命になにかを考えてくれている様だった。
飛彩「すまない。、、何も思い出せないんだ」
A「うん。すぐに飛彩が思い出してくれるなんて思ってないから。だから私、頑張るよ！絶対に私の事を思い出して欲しいから！」
Aはまたにっこりと笑う。
それを少し申し訳なさそうに飛彩が見て、水面に視線を戻した。
loss of memory�⊇�『飛彩』→←リセット�そ�『黎斗』
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moon791(プロフ) - おお！久々に更新されていて嬉しいです。続きを楽しみにしております。 (2019年9月26日 5時) (
レス) id: 5e8cd81772 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - 花恋さん» この前、ツイッターでお写真見られました！元気そうで良かったです（≧∇≦） (2019年2月27日 5時) (レス) id: 526e5a9f3e (このIDを非表示/違反報告)
花恋(プロフ) - 大我の中の人…インスタには一応いますよ。投稿まだ一個ですけど(>_>) (2019年2月14日 16時) (レス) id: eb6c37d723 (このIDを非表示/違反報告)
大崎舞子(プロフ) - Hyuiさん» おかしなコメント、消えたみたいですね。ありがとうございます。 (2018年8月10日 6時) (レス) id: 82a79b3fc1 (このIDを非表示/違反報告)
Hyui(プロフ) - 零久さん» 幸恵さんだよね？こういう暴言やめなよ？ちゃんと消して (2018年8月4日 22時) (レス) id: d26fc2b26a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おおさきまいこ | 作成日時：2018年5月4日 4時
