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日常 ページ2

Aside




私の朝は自分の書類仕事を終わらせることから始まる




誰もいない共同の仕事部屋でキーを押す音だけが響く




終わった書類をまとめながら時計を見れば今は7時を過ぎた頃だ




そろそろ人が来る時間なので私は部屋を出て、珈琲を飲みに行く




かなりゆっくり過ごしてから戻ると既にかなりの人が集まっている




私のデスクの上には出来上がった書類は既になく、代わりにメモと大量の書類が積まれていた




こんなのは私にとっては日常だから、驚くことなんて何もない




机の上のメモだって・・・読まなくてもわかる





書類仕事を終わらせつつ、任務を行っていると既に午後の7時をまわっている




この時間には人もまばらで、帰る人のほうが多い




私はそんな中、或部屋に向かう




資料室




今はだいたいがコンピューターで管理されているため、ここが使われることはほとんどない




昔の人が紙やら本やらで残していた時に使われていたらしいが今は字がかけそうなくらいには埃が貯まっている




ガチャッと扉を開けば突然後ろから思いっきり突き飛ばされる




黒いコートを脱がされ手を後ろに回され拘束され、猿ぐつわを噛まされる




「遅ぇよクソ犬……躾てやるからさっさと来いと言ってるでしょ〜」




シャツを切られる




「醜い獣がこんな所にいていいはずがない!!」




手が上に行き、吊り下げられるような体勢にななる




そこからは殴る蹴るや、煙草を押しつける等の暴行がひたすら続けられる




そして満足したら拘束器具を全て跡形もなく回収してから出ていく




私の体の首から上は何1つ変わりはない




首から下は青紫色が隙間なく出来ている




これも私にとっては日常の変わらないこと




金儲家の金儲鬼魔にとっても日常




だから、涙はもう出ない




ようやく体が動いて仕事部屋に戻ったのは深夜2時だった

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作者名:クロス | 作成日時:2018年11月25日 2時

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