オリバーと年下彼女【HarryPotter】 (ページ17)

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#15:君の言葉ページ17

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明日は女の子が好きな人に気持ちを伝える特別な日。

昼間、姫ちゃんと一緒に作った沢山のチョコレート。

友チョコや義理チョコの中に1つだけ他とは違う
少し豪華なラッピングのされた特別なチョコ。

そう、本命チョコ。

ピンクのハートの箱を同じピンクの小さな紙袋に入れ
よし、と小さく意気込む。

前々から決めていた。
今年のバレンタインに告白しようと。

これまで告白したらぎこちなくなって今の関係が
崩れるのが怖くて言い出せなかった言葉。

でも恐れてちゃ何も変わらない、と
姫ちゃんが背中を押してくれた。

A｢あれ…？メッセージカード…
談話室に置いて来ちゃったのかな…？｣

最後に書こうと思って置いておいたメッセージカードが
ないことに気付き
談話室へ探しに向かった。

女子寮から談話室に続く階段を降りていた時だった、
数人の男の人の話声が聞こえた。

聞き取りづらかった声が
近づくに連れ少しずつ聞こえるようになっていく。

｢俺は!!!!!｣

突如大きな声が聞こえた。

この声オリバー…？

普段クディッチ以外で大声を出すことのないオリバー
ましてやこんな夜の談話室で…

何事かと思い、急いで談話室へと足を急がせた時。

ハッキリと聞こえたオリバーの言葉。

｢Aとは今の…兄妹みたいな関係が一番いいんだよ。｣

A｢ｯ…!!!｣

私はそっと気づかれないように来た道を戻った。

頬に流れる涙を必死に堪えながら。

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