優しいから ページ27
「…ここが、秀越学園」ボソッ
茨「やぁやぁ!おいでくださりありがとうございます…!今日もお美しいですね!敬礼〜♪」
「…そりゃどうも。こんにちは、茨……あ、茨って呼んで良いよね?」
茨「なんとっ!感動です…!!!女王陛下にそのように呼んでいただけるとは…!!!!!!」
ピクッ「………女王陛下?」
茨「姫君の方がよろしかったでしょうか?」
「…いや、なんでも良いよ」
この子、煽ってくるわね…
茨「…閣下が、お待ちです!……『Trickstar』の方々は自分が責任を持ってお届けしますので…☆」
「…うん、ありがとう」
まるで、あの子達が物みたいな言い方するのね
コンコンッ
?「…どうぞ」
ガチャッ「…久しぶりね。凪砂」
凪砂「…うん、久しぶり、Aさん。元気……?」
「元気よ。日には弱くなったけれどね。……凪砂は変わってないみたいで安心したわ」
凪砂「…Aさんも、変わってないよ」
「………そう?」
凪砂「いつも、何か考えてる…多分、自分じゃない他の人のことを思ってる。Aさんは、優しいから」
「……私は」
優しくなんて、ないよ
85人がお気に入り
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:Kananan | 作成日時:2018年3月7日 7時