祈る ページ13
「司、ちょっと良いかな」
司「！お姉さま…！！もちろ」
凛月「何の用？…ス〜ちゃんに手を出す気？」
司「凛月先輩？」
「あはは、ガードが固いなぁ…質問するだけよ」
司「質問…ですか？」
「うん。…レオを支えていく覚悟があるの？君に。レオの過去がどんなものだとしても、理解して、守ってあげられると誓える？」
司「ぇ……」
凛月「……A…」
「私じゃ、ダメなの。私は、彼を守れない。泉がいるけれど…いざとなった時のストッパーがいる。君にそんな大役任せて大丈夫なの？」
司「…お姉さま、私は、騎士です。王を守るのが私の役目。お任せくださいませ」
「…そ。なら、良いや」
凛月「…ホントに何しに来たの？戦略練りに来たんじゃないの？」
「…そのつもり…だったんだけど。なんでかな。かけたくなっちゃった。勝ちなよ。私は敵だけど…信じてる。また、レオが『Knights』の王として君臨しているところを見せてね」
泉「すごいメンバーだよねぇ」
「！…泉」
泉「…ほとんどがあの【皇帝】にやられた奴らなのに…今更一緒に『ユニット』を組んでるんだから」
「…それ、私に言ってる？」
泉「当たり前でしょぉ？…あんたは、実力を出さずに負けた。…なんで、天祥院と仲良くしてるわけ？
…許せないんじゃ、ないの」
「そんなこと言ったら君こそだよね。『王さま』がやられたのに、どうして話してるの？」
泉「……俺は」
「泉。私は、レオ側だけど…祈ってるから。『Knights』続行…【今】の『Knights』の続行を」
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作者名：Kananan | 作成日時：2018年3月7日 7時
