過去 ページ1
私が『吸血姫』そう呼ばれ始めたのは零ちゃんたちが『五奇人』と呼ばれ出したのと同時期だった
コンコンッ「零ちゃん、いる？」
敬人「！A…さん。今は、いませんが」
「そっか〜……なら、伝えておいて。優しさは時に身を滅ぼすって…お願いだから、無理はしないでって」
敬人「っ！」
「…まぁ、伝えてくれるかは君次第だけど」
『Valkyrie』は、負けた
ヒソヒソ
『！可哀想だよな、あいつ』
『ああ、可愛いだけのお人形は大変だろうな』
なずな「……」
「不愉快なのだけれど」
ビクッ『！きゅっ吸血姫…！？』
「何が可愛いだけのお人形よ。なら影でヒソヒソ言ってるあんたたちに価値なんてあるの？」
なずな「ぁ……」
「さっさと散りなよ。私に血をくれるって言うの？」
「「「すっすみませんでした！！！！！！」」」
「…さて、仁兎、なずなクン」
なずな「！」
「…えぇと、喋れるかな？宗の言うことは無視して良いよ」
なずな「ぁ…ぁりが、とう」
ニコッ「うん。あんな奴らの言ってることは気にしないで？……卒業、出来るかなぁ…私」
こんなところに零ちゃんとりっちゃんを残して？
……どうしようか
「あ、そうだ。なずな…って呼んで良い？」
なずな「！お、おう！！」
「それでね、なずな。放送委員、入らない？…もう二度と、あんなトラブルを起こさないために」
なずな「…………入りたい」
「よし、決まり！こっちだよ〜」グイッ
なずな「わっ…！？」
私がみんなを守らないと
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作者名：Kananan | 作成日時：2018年3月7日 7時
