特技 ページ45
「……ふぅ。渉くん〜！後ろのマント出来てる？」
渉「ええ！バッチリです…☆」
「本番まであと３０分くらい？…最終チェックを…」
ガシャンッ「「！？」」
友也「北斗先輩！北斗先輩…っ！！！」
「っどうしたの！？」
北斗「〜っ…すみません……」
友也「おっ俺を庇って北斗先輩がっ」
……脚立から落ちちゃったのね
「…これは、無理ね」
北斗「っだがっ！！俺のせいで中止なんてっ」
「大丈夫。中止なんかにしないわ」
友也「え…？」
渉「何か、考えがあるんですね？」
「うん。渉くん、宗くんを呼んで、私の王子衣装を友也くんにあわせてもらって」
友也「え？え…？」
「友也くん。あなたが王子役をやって」
友也「っえええ！？！？！！！！」
「…大丈夫。やれるわ。この間練習してたようにやって？…きっと、うまく行くから」
…友也くんの役はなくても通せる
「私が、姫をやります」
北斗「！…ドレスは」
「それも大丈夫。はぁ…日和くんがこんなところで役に立つなんて思ってもみなかったけれど」
サラッ
北斗「！……綺麗です」
「ん、ありがとう。渉くん、髪、やってもらって良い？あと５分なら私じゃ間に合わないから」
渉「はい…☆」
パラパラパラパラ
友也「おっ俺は何回も王子の台本読みましたけど、Aさんは大丈夫なんでしょうか…」
北斗「ああ、大丈夫だ」
友也「え？」
北斗「あの人は、暗記が大の得意だからな」
「…OK。あとは私がなんとかしてあげる‥♪」
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作者名：Kananan | 作成日時：2018年2月11日 13時
