真実を ページ38
『A様〜！！！！！』
「あ、あはは……こんにちは」
夏目 ムスッ「……ねえさんといるのはボクなのニ」
「あはは…ごめんね、夏目くん」
夏目「…ねえさんって、優しいから色んな奴が集まってくるんだヨ」
「……嫉妬？可愛いなぁ！夏目くんは！！！」
夏目「……ボクだって、男だかラ」
「……？知ってるよ」
夏目「…はぁぁぁア」
「なっ何！？」
「宗くん、なんで私のことプリンセスって呼んでるの？姫って呼ばれてるから？」
宗「プリンセス…名前負けしないだろう？君の存在を知らしめるのにふさわしい」
「そうかなぁ……なんだかちょっと恥ずかしいよ」
宗「…僕は、君のためならなんでもしよう」
「……ありがとう。でも、きっと誰かを頼ることはないよ」
宗「…いつか倒れてしまうよ」
「…私、アイドル、嫌いだったの」
宗「……」
「……五奇人のみんなを、呼んでくれる？」
零「………は？死ぬ…？」
「うん、多分、近いうちには」
夏目「そんなの信じれるわけないじゃン！！！」
「…もうすでに二回、死にそうになったわ」
奏汰「…Aさん……」
「…昔は、アイドルなんて大嫌いだったの。私の生きる道を邪魔するやつだから……でも、ここに来て、あなたたちに会って、初めて自分の意思で歌いたいと思ったわ」
渉「ふむ…では、私たちはあなたが死ぬ瞬間まで笑っていられるように努力するとしましょう…☆あなたの笑う顔がみたいですからね！！」
宗「…ああ、そうだね。プリンセスのために」
零「…俺たちがお前を守ってやる。だから、無理して笑うんじゃねーぞ」
奏汰「いっしょにぷかぷかしましょう…♪」
夏目「まだ、信じられないけド…ねえさんには恩があるからネ」
「！…うん、ありがとう。みんな」
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作者名：Kananan | 作成日時：2018年2月11日 13時
