昔 ページ13
「ふわぁ、ふ…」
真緒「あはは、凛月みたいだなぁ？」
「私だって疲れることはありますよ」
真緒「あー…fineと戦ってくれたんだって？見たかったなぁ、俺も」
「……さぁさぁ、ま〜くんは先生方に呼ばれているでしょう…？椚先生のお説教は長いですからね」
真緒「あ、忘れてた！行って来るな！！」
「…行ってらっしゃい」
私は、昔、やんちゃな性格をしていました
敬人「衣更先輩」
「んー？……えーっと…？一年の…蓮見 敬人クンだっけ？」
敬人「！はい、入部届けに判子を押していただきたい」
「えー……他の三年に頼んでくれない？」
敬人「しかし…部長の判子じゃないと」
「判子…判子ねぇ…どこやったかなぁ……ごめん、なくしたから、筆記でいい？」
敬人「はい…なんでもどうぞ」(こんな人が…？しかも女が…)
「ああ、言っとくけど…私、あんまり弓道部でないから」
敬人「は…？」
「他の部活の助っ人とかサポートとかやってんだよねぇ、ま、私がいなくてもさぁ、蓮見クンは真面目っぽいし、大丈夫でしょ」
敬人「なっ」
零「おい、A」
「ハイハイ…じゃ、またね〜」
なんでもかんでも、私は奔放的だった
だから、周りからの反感を買うこともあって
『お前、女なんだから気ぃつかえよ！！』
女だから？
…そんな理由で私は……
バンッ
零「っA…？どうした？」
「……生徒会、やろ」
負けたくなかった
“女だから”なんて理由で、私の生活を狂わせたくなかった
ギャーギャー
敬人「っ！静かにっ」
スッ「待って」
敬人「っしかし……！！」
「私が行くから、大丈夫」
敬人「………分かりました」
『……ん？』
『Aちゃんじゃん！！やっほー、どしたの？』
「あのさぁ、部活に顔出せとは言ったよ…？…でもさぁ？…来て、喋るのはないんじゃない？」
『えー、でもさぁ』
「私に逆らうの？」
『っ…おかしくない？お前は他の部活に行って出ねー時もあるのに』
「そうだねぇ、だから……私に三番勝負で一人でも勝てたら好きにしていいよ」
敬人「！！？！」
『さっすが…♪』
誰も、私に負けるだなんて思ってなかったんだろう
当たり前、だって誰一人として私の練習を見たことがなかったんだから
「「「っ！！？」」」
ニコッ「やめたいんだろう…？じゃ、もう退部でいいや、私以上に優しい…ていうか楽な部長いないと思うけどなぁ、せいぜい苦しみなよ」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 239人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「あんスタ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：Kananan | 作成日時：2017年12月28日 18時
