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「ところで…ずっと気になってたんすけど、その人は…?」



やいのやいのと騒いでいたアスタがAに視線を向けながらマグナに尋ねる。ノエルもそれは気になっていた事なので、自然と三人の元へと駆け寄って来た。新人二人が分かる事と言えば、同じローブを身にまとっているから暴牛の人だろう、という事だ。マグナは「そうか、知らねぇのか」と納得したように声を漏らしてから口を開く。



「同じ暴牛のAだ!んで、こっち二人が新人のアスタとノエルな!」



「どうもー」とヒラリと手を振るAは先程まで見ていた人物と同じ人かと疑いたくなった。つり目気味な右目は好戦的に映る。



「あなた、戦ってる時ずっと魔導書(グリモワール)を使ってなかったわよね。口から火を吹くなんて魔法も聞いた事ないわ。」



ノエルの疑問は最もだ。マグナも初めてAの戦いを見た時に同じ事を思った。Aの魔法はクローバー王国の魔道士からしたら異質だ。それもそのはず、Aは元々フィオーレ王国の出身である。そこの国には魔導書(グリモワール)なんてものは存在しなかったらしい。

Aの魔法は自らの体を竜の体質へと変換させる太古の魔法(エンシエントスペル)



「元々は竜迎撃用の魔法。黒炎の滅竜魔導士(ドラゴンスレイヤー)だよ。」



Aの育ての親、黒炎竜 リオレウスが教えた魔法。その話にあんぐりとした様子の新人二人にマグナはケラケラと笑い声を上げた。誰だって最初はこの反応を返すものだ。

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マリイ - はなぼーさん» ありがとうございますユウカ様の小説一つも無くてレオポルド、アスタ、ラック、マグナ (ライア)好きだけど1番はユウカ様 FTとブラクロの中で (2022年8月4日 14時) (レス) @page47 id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
はなぼー(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます!作品一つ作るのは難しそうなので、ユウカとのお話をどこかで挟もうと思います! (2022年8月1日 21時) (レス) id: 603a42e081 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - ユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年7月29日 20時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
はなぼー(プロフ) - ミトさん» コメントありがとうございます!長らく更新出来ていませんでしたが、ちまちまと再開致します! (2022年7月11日 11時) (レス) id: 603a42e081 (このIDを非表示/違反報告)
ミト - ブラクロに再熱して夢小説探してたら面白いの見つけた…続きを楽しみにしてます! (2022年6月11日 1時) (レス) @page39 id: 54bc55279d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:はなぼー | 作成日時:2022年3月3日 18時

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