ページ40 ページ41
アスタの歓喜の声が洞窟内に響く。
｢やられたね…私の魔法を吸収し私の動きを止める魔法があるとは…闇魔法…素晴らしいよ。私の光魔法と…唯一の天敵属性！そして…圧倒的な攻撃力を誇る黒い炎も見事だ。」
ヤミとAの一撃を食らっても尚立ち上がるリヒトの口元は笑みが浮かんでいた。しかし回復魔法を扱えるリヒトは一向に回復を始めない。浮かべた笑みは崩す事なく、ヤミを見据える。
光と闇は反する属性。光をも吸収する闇魔法はリヒトの中で自分を倒しうる二人目の存在。しかしこんなところで手間取ってもいられない。癒せない痛手を負わせたユリウスがまだ残っているから。
リヒトの創り出した光の球体はさっきの鞭の比ではない。
｢今の私の最大の魔法だ。避けようのない速さ、先程の魔法で引き寄せても無駄な程広範囲、高出力の魔法だ。これが放たれた時が君の最後だよ、黒の暴牛団長！」
｢んなワケあるかぁぁ！ヤミ団長ナメんじゃねーぞぉぉ！！｣
剣を振り上げ言い返すアスタだが、その言葉をヤミはキッパリ切り捨てた。ヤバイもんはヤバイのだ。
｢団長どうにかしてよ。｣
｢オメーも何か考えやがれ。前に魔法帝を抜いた中では騎士団最強とかほざいてたろ。｣
｢ほざいた。ほざいたけども！それとこれは別！｣
今のところヤミの中では5秒後の自分に任せる他ないらしい。
｢何かねぇのかよA。オマエ沢山魔法持ってんだろ？｣
｢持ってるよ。引き出し多すぎて思い付かない事もあるよね。｣
半ば諦め気味である。しかしヤミもAも死んでやるつもりは毛頭ない。
リヒトの魔法が放たれた時、Aの鼻はゴーシュの匂いを捉えた。突破口は見えた。鏡ならば＿＿
｢どれだけデカかろうが、強力だろうが、鏡は光を反射する。｣
目の前で大きな鏡を出してリヒトの魔法を反射させたゴーシュは過去最高に頼もしい。ヤミ以外にも天敵属性はいたらしい。流石なリヒトも自分の魔法は堪えた様で起き上がる気配はない。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 67人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「アニメ」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
マリイ - はなぼーさん» ありがとうございますユウカ様の小説一つも無くてレオポルド、アスタ、ラック、マグナ (ライア)好きだけど1番はユウカ様 FTとブラクロの中で (2022年8月4日 14時) (
レス) @page47 id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
はなぼー(プロフ) - マリイさん» リクエストありがとうございます！作品一つ作るのは難しそうなので、ユウカとのお話をどこかで挟もうと思います！ (2022年8月1日 21時) (レス) id: 603a42e081 (このIDを非表示/違反報告)
マリイ - ユウカ・スズキの小説も書いて欲しいです ユウカ好きなのでラミアスケイルの (2022年7月29日 20時) (レス) id: 70be676ed1 (このIDを非表示/違反報告)
はなぼー(プロフ) - ミトさん» コメントありがとうございます！長らく更新出来ていませんでしたが、ちまちまと再開致します！ (2022年7月11日 11時) (レス) id: 603a42e081 (このIDを非表示/違反報告)
ミト - ブラクロに再熱して夢小説探してたら面白いの見つけた…続きを楽しみにしてます！ (2022年6月11日 1時) (レス) @page39 id: 54bc55279d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：はなぼー | 作成日時：2022年3月3日 18時
