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「鬼いさんっ!この洋服可愛くないですか?」
「鬼いさんっ、ここも見ていきたいです!」
女の子の買い物ってなんでこんな長いんだろう? ルーナちゃんは可愛いからなんでも似合うのにな。
「鬼いさんっ、次のお店に行きましょう!」
「えっ、まだ買うの?」
僕の両手にあるたくさんの買い物袋を見せつける。下手したら、僕が持っている洋服より多いかもしれない。買い物終了になるかな〜という淡い期待を抱いて。
「はい! まだまだ足りません!」
ふんっと鼻息を荒くするルーナちゃん。はぁと僕は溜息をつく。
「わかった。けど僕もルーナちゃんの食器とか買いたいから別行動しよっか」
僕はルーナちゃんにお金を渡す。
「家の場所わかる? 暗くなるまでに帰ってこなきゃ……殺しちゃうよ?」
最後は声をひそめてルーナちゃん以外に聞こえないようにした。まぁ、嘘だけど。僕悪人以外殺さないがモットーだし。
「わかってます、馬鹿にしないでくださいよー」
と返事してトテトテッと走っていくルーナちゃん。
さぁて、僕も買い物しますか……。
僕が買い物を終わらせて家についたのは日の入りの三時間くらい前。
家具の配置かえますか。
幸いなことに僕が今住んでいる部屋は僕一人では大きすぎた。お陰で引っ越ししなくてすんだ。
模様替えが終わったのは少しずつ空が暗くなる頃だった。まだルーナちゃんは帰って来ていない。
僕はルーナちゃんの歓迎パーティのために料理をすることにした。パーティといっても参加者は僕とルーナちゃんの二人だけだが。
やはり料理は楽しい。つい鼻唄をうたってしまうほどに。子供は皆ハンバーグが好きだろうという偏見のもとハンバーグを作っている。あとは焼くだけになったが、ルーナちゃんはまだ帰って来ない。窓から空を見てみれば、もう星が出ていた。
嫌な予感がした。僕は上着を慌てて羽織って外に出た。
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しぐ(プロフ) - ゆあ♪さん» あざす (2019年1月13日 8時) (レス) id: 7d4dce28ea (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ♪(プロフ) - しぐさん» それはあざます(T-T)さすが早いな笑あとお前#7を#6にしちゃってない?(´・ω・`) (2019年1月2日 18時) (レス) id: 243a7bbe66 (このIDを非表示/違反報告)
しぐ(プロフ) - ゆあ♪さん» ありがとー(*´∇`*)もう読んだぜ( ・`д・´) (2018年12月31日 8時) (レス) id: 7d4dce28ea (このIDを非表示/違反報告)
ゆあ♪(プロフ) - #2の女の子の台詞で名前変換できてないのあるよー。新作おめ。続き楽しみにしてるね。あと暇だったら是非私も新作を出したからせめて読んでくれ。頑張れ。 (2018年12月31日 0時) (レス) id: 243a7bbe66 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:しぐ(シェゾ) | 作者ホームページ:
作成日時:2018年12月30日 17時