従兄からボーダーに誘われたんだが【WT】

12　面倒事には関わらない主義 ページ14

『眠い眠い眠い眠い眠い』
「それ軽くホラーだからやめて」

どうも。迅さんに連れ出された可哀想な隊員()の純令です

なんか、上層部が遊真の黒トリガーを奪おうとしてるんだって
それで、今日遠征から帰ってくるらしいトップチームが玉狛に攻めてくるらしい
…らしいばかりですんません
だって知らないんだもーん

『っていうか遊真って黒トリガーだったんだね』

そう言うと、今さら？という顔を向けられた
おいその常識でしょみたいな顔やめい

そういえば、遠征部隊は黒トリガーに対抗できる(・・・・・・・・・・・)と判断されたチームが選ばれるんだっけ
…いくら迅さんが黒トリガーでもトップチーム相手に勝てるんだろうか

そう思って、迅さんに私たち2人だけで大丈夫なのかと聞くと、なんとあの嵐山隊も来るらしい
…え、これ私いる？？？

「純令がいたほうが、勝つ確率が上がるんだよ」
『へぇー』
「うわ、興味無さそう」

とは言え、迅さんと組むということは必然的に近界民(遊真)を庇うということで
いや別にそれはいいんだけど、トップチームと争って逆恨みされたら嫌なので迅さんには私の存在を隠して戦ってもらうことにした
ほら私、基本的に面倒事には関わらない主義ですから



「でも、近い将来、純令はそのトップチームの人たちとランク戦してるよ」
『何その最悪な未来』
「最悪って…。でもおれのサイドエフェクトがそう言ってるし」
『そんなことにはさせない…！そう決まっていたとしても！その未来をねじ曲げる！』
「ヒロアカかよ」

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