天才剣士はポンコツでした～2章～【沖田総悟】 (ページ9)

今日:1 hit、昨日:0 hit、合計:11,902 hit

ポンコツ57 ページ9

銀時Side

ドッガァン！！！

くっそ…

ヅラのせいでめちゃくちゃじゃねぇーか！

あーあー、

ヅラなんかよりAに会いてぇ

たぶんアイツはこの船にいる…

でも…さすがに…

ズドガァァン！！

これじゃあ、もう避難したか…？

桂「銀時！この船はもうもたん！
引くぞっ！」

銀「誰のせいですかねぇ？
お前が爆弾をしかけたせいだろぉ！？」

桂「そんなことをいってる場合か！！
いいから行くっ…！？」

『はぁぁぁ！！』

声のした方を…ヅラの視線がある方を見ると、そこには…

銀「えっえっえっ？
Aちゃんんんんん！？」

めちゃくちゃになっている船をさらにめちゃくちゃにしているAがいた

『はぁぁぁぁ！！』

銀「ちょっとタイムゥゥゥ！！！
なにしてんのおおおおおお！？」

『あれ？銀時にこた？
早く降りないとこの船落ちますよ？』

何きょとん顔で可愛くそんなこといえるのおおおおおお！？

銀「つーか！
今、お前が落とそうとしてるよねええええ！？」

ヅラ「久しいな A…
背が少し伸びたか？」

『そうですね…こたは髪型変えました？』

ヅラ「ああ…イメチェンしたんだ」

銀「呑気に話してる場合かっ！」

バカとバカが合わさったらもう手におえねぇ

『そうです…！
急いで晋助を見つけなければっ』

高「ククッ…俺を探してたのか？」

銀「チッ…
高みの見物とはいいご身分だな…」

『晋助…』

高「A…お前のことはよくわかってるつもりだ
だからそこ忠告だ…
俺は獲物を逃しはしねぇ
世界をぶっ壊してお前も奪ってやる…
ククッ…せいぜい気をつけるこったなァ」

高杉の目は狂気に満ちていた

俺がAを庇うように前に立つと、Aは俺をすりぬけて高杉を見上げた

そして、

『私も忠告？をしておきましょう
あなたを止めるのはこの私です
せいぜい…風邪をひかずに首を洗って待ってろ、です』

と、真剣な顔で言った

だから

スパァァン！

頭を叩いてやった

『むっ…痛いです銀時…』

上目遣いキタ～

俺を殺す気ですかコノヤロー！

じゃなくて…

銀「敵を気づかってどうするんだ！？
この天然ポンコツバカがっ…」

『あ、ひどいっ』

桂「敵すらも気づかう
感激したぞA！！」

銀「バカ+バカは黙ってろ！！」