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ポンコツ51 ページ3

高杉Side




俺の腕のなかで顔を真っ赤にしてるAはまだ抵抗をやめないならしい…




折れた手を庇うようにして、Aは俺から離れようとした




そんなんで逃がすわけねぇのに




Aのことはずっと探していた




でも…なぜかコイツには数年、空白の時間がある




やっと見つけたと思ったら




まさか…幕府の犬に成り下がってるときた




失望よりも呆れた




幕府にいいように使われてるんだなと




ただそう思った




だけなら良かったんだが…




久しぶりにみたAは、前よりも綺麗になっていて、色気も増していた




襲うなというほうが無理がある…




抑えきれなくなった俺の理性を、




Aが抵抗することによって余計に掻き立てられる




痛みのせいかAの目には涙が浮かんでいた




今にも溢れ落ちそうなそれを手でそっと触ろうとすると、Aはぎゅっと目を閉じた




『私をどうしたいの…?』




やっと出た、というようなかすれ声…




どうしたい…か




しばらく無言でいるとAは不安になったように目を開けて




『しん、すけ……?』




といった




昔とは違う…




コイツは女なんだと思わせる表情…




だから自然と手に力は入っちまう…





高「本当に変わらねぇな」




『それ、さっきもいいましたよ
いいから用件を言ってください』




高「ククッ…用件ねぇ」




少し冷静を取り戻したのかAは真っ直ぐに俺をみつめてそういった




高杉は一度考えてそれからAから離れた




そして、月が綺麗に見える窓に座り、妖艶にキセルをくわえた




Aはその隙を見のがさなかった



急いで高杉が入ってきたドアを目指して走ったが、無意味なことに気づいた




『月が綺麗ですね』




高「フゥー……愛の告白か?」ニヤッ




『何のことです…?』




高杉にはAが本当にいいたいことがわかった





月が明らかに綺麗に大きく見えているといいたかったと…




そう、Aは月の大きさでこれが船で空を飛んでいると見抜いたのだった




だから例え、この部屋から逃げ出せても無駄だとわかり、また高杉に向き直った





『私を降ろしてください
閉じ込められるのはもうこりごりです』




高「フッ…今まで閉じ込められていたみたいなセリフだな…」




『どうでもいいでしょう
私には帰らなきゃいけない場所があるんです』





高「………
それはここじゃダメか…?」

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のだ。(プロフ) - 正解です!(*´∀`) (2018年11月8日 21時) (レス) id: d69372603c (このIDを非表示/違反報告)
にっし - 答えは【超簡単】 (2018年11月8日 4時) (レス) id: 6d20a5cfdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のだ。 | 作成日時:2018年10月14日 0時

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