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ポンコツ60 ページ12

『んっ』



早朝、Aは目を覚ました




体がだるいのを感じながら起き上がると、ふと右手に痛みが走った





『まだ折れてたの…?』




誰に聞くでもなくそう呟き、右手をさすった




そして、目を見開いた




『な………に?』




Aが見たのは自分の腕にあるたくさんの赤いあざ




左手をみるとそちらも同様だった





『昨日まではなかったはず』




ジンジンするあざを見つめ、他にもないか探す




すると、




『うそっ…』




見えるところ全て、体中に赤いあざはあった




Aはどうしてこうなったのか考えた




だが、昨日を思い出そうとすると何故か頭が痛くなった




はっきり覚えているのは布団をしいて、眠る準備をしたことまででそれからいつ寝たのかは覚えていなかった




きっとその間になにかあったんだろうと思い出そうとするが、何も思い出せない




Aはとりあえず、着替えた




頭が混乱していてうまく回らなかったが、肌が見えるところはだいたい隠した




それから部屋をでて、医務室に向かった




早朝だったので誰にもあわなかった



医務室につくと、救急箱を探した




それはすぐに見つかって、中に入っている包帯をとりだした




『えっと…』




どう巻こうか悩んでいると、ふいに医務室のドアが開いた




『あ…おはようございます』




誰かと思ったがとっさの判断で挨拶をした




すると、まだ眠たそうな顔で




沖「はよ…」




という沖田がそこにはいた





沖田が早朝に起きているのは珍しくAは驚いた




『風邪でもひきました?』




沖「ピンピンしてらァ…」




『そうですか…
ん? だったらどうして医務室なんかに?』





純粋な疑問だった




ピンピンしているなら医務室には用がないはずだと





沖「お前が部屋をでたからでィ…
またどっかに行かれたら困るからなァ……」




沖田はAの質問に答えたが、Aは聞き取れなかったみたいできょとんとしていた




同じ事を二回言うのもバカらしいと思い、沖田はAの横に座った




沖「貸してみろ」




そして、Aから包帯をとり器用に右手に巻いていった




『っ…!』




沖「痛むかィ?」




『大丈夫です…
わざわざ、ありがとうございます』

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のだ。(プロフ) - 正解です!(*´∀`) (2018年11月8日 21時) (レス) id: d69372603c (このIDを非表示/違反報告)
にっし - 答えは【超簡単】 (2018年11月8日 4時) (レス) id: 6d20a5cfdd (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:のだ。 | 作成日時:2018年10月14日 0時

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