ポンコツ24 ページ25
結野アナ「今日の運勢最下位はおうし座のあなた〜
"昨日、パンつくった"
と三回いうと心が晴れ晴れするでしょ〜!
それではいい一日を…!」
沖「あれ〜?
確か土方さんっておうし座でしたよね?」
ピクッ と土方の肩がわかりやすいくらい跳び跳ねる
土方は、また吸っていたタバコを落とすかと思った
土(やべぇ…やべぇよ
昨日、Aのパン……を見たなんて総悟に知られたら……)
沖「ラッキーアイテム聞きやしたか?
一応、言っといた方がいいですよ
ほら、昨日パンつくった…」
土「みてねぇよおおおおお!?
オレは断じてみてねぇえええええ」
土(ここは冷静に冷静に)←どこが!?
沖「何ですかィ?
そんな大声だして…」
土「だから!
俺は昨日、何もみてねぇからな!
そんなの死んでも認めねぇ!!!」
沖「ただの占いにそんなにムキになるなんて珍しいや
それに見たって何を見たんですかィ?」
土「ななななななあにもねぇよ!!!?
俺、この頃なんか目がしゅばしゅばするんだよね
だから何にも見てない! つーか見えない!
はい、この話し終わり!」
沖「あきらかに動揺してるじゃないですか
本当に昨日なにが…」
『おはようございます〜』
土方が動揺しまくっている所に丁度、Aが入ってきた
沖「お前が挨拶しにくるなんて珍しいな」
『総悟くん…どうせ忘れてるだろうと思って
今日は一緒に見廻りですよ!』
朝から眩しいほどの笑顔…
沖「そうだったか?」
そういいながらも嬉しそうな沖田
もちろん、沖田は覚えていた
だから早起きまでして、見たくもないTVを天敵(土方コノヤロー)と見ていた
『忘れてるなんてひどいなあ…
ほら、早く行きますよ〜』
そういってAは座っていた沖田の腕をぐいぐいっと引っ張っていった
沖「…へいへい」
まんざらでもないように沖田は素直に着いていく
土「た、助かった」
Aのおかげで命拾いした土方だが
元はといえばAが昨日無防備だったのが悪く、
たぶん、他の隊士が見てたらどうなってたかわからないなと
どこか親のような兄のようなことを思った土方であった
完
土「いや、まだ終わんねぇからね!?」
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作者名:のだ。 | 作成日時:2018年8月22日 14時