検索窓
今日:3 hit、昨日:19 hit、合計:24,588 hit

ハズレもの ページ10

ゆ「絶っっっっっっ対いやなのだ!!!!」

『だからうるさいって』







行く行かないで約20分の口論
手錠だけ付けられたままの冬野はついにぽろぽろと泣き始める

その様子をAは面倒くさいと言わんばかりにスマホを弄り無視をする

ALLINについておじじから聞いた時にひと通り調べたが何も出てこなかった

しかし運良く飛行場で事件が起こりGODFAMILYにギャングについて聞けた結果開けたALLINへの糸口

その上、GODFAMILYとの会話を盗聴で聞いてた知人が運良く連れてこれたALLINの冬野雪






『トントン拍子に見つけたピースが形合わないとか最悪だなぁ』

ゆ「グス…………なにそれ、ぼくがハズレものってことなのだ?」

『そうだよ、兄さんへの最短ルートを見つけ出せたと思ってたのに。こんなに使えないとは思わなかった』

ゆ「ぼくは物じゃないから使えないとか言わないで欲しいのだ!」

『うわ、嘘!兄さんがいるのにそんなふわっふわギャングなの?ALLINのボス大丈夫なの?』

ゆ「皆を馬鹿にする言い方もやめてほしいのだ!」

『要望ばっかで人の話を聞かないくせに』

ゆ「っ、でも…!」

『でもから始まる言葉の続きは言い訳が並ぶって教わったよ。…それより冬野さんってとっても大切にされてるみたいだね、何も知らなさすぎる』

ゆ「…ぼく自身も、頑張ってるのだ」

『いいじゃん、頑張ることは大切さ。でもそれを褒める人の中に兄さんも居ると思ったら怒りで君を殺してしまいそう』

ゆ「え、」

『はは、冗談だよ……ごめん、ちょっと電話』







はぁーい、私だよといいながら背を向け電話に出るAに冬野は身震いをする

到底冗談を言っているようには見えない程殺意を孕んだ瞳を思い出すだけでもSAN値が削られる感覚

Aにとっての兄という人物がとても大切なのはわかったがこんな恐ろしい妹を持つ人物が皆の為に動くALLINに居るようには思えない

怖くて怖くて震えがとまらない、頭の回転もよくない、パニックに陥ってることだけは冷静に判断できる

どうにかできないかと手当り次第探ってる中ゴト、という音と共に持っていたバッグから無線が落ちる

これだ!と思いすぐ手にとる、慌ててAを確認すれば馴染みはあるが理解ができない言語で話して此方に構う姿すらない

震える指で、間違いがないよういっこ、またいっこと無線番号を入力












.















.
















.














ゆ「みんなぁ…たすけて、」

そんな悪者みたいな→←じゃあ行こうか



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (74 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
409人がお気に入り
設定タグ:ストグラ , VCRGTA
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ふわな(プロフ) - 続きがめっちゃ読みたいです!!更新待ってます!! (5月12日 20時) (レス) @page16 id: a85ab24ed5 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:平成鳴. | 作成日時:2024年1月11日 4時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。