なんでぇ… ページ4
『あー』
最悪。
まさかの勘違いにより出来なかったじゃないか…
流石探偵社の元紅一点。
美人すぎるし運が言いなんて…
「どうしたの、A?今日は急に発狂してそんなダルそうにして。もしかしてやっと私と心中してくれる気に?」
『なってないー。国の木の田んぼに過酷な労働させられて疲れたの』
それもあるけどやっぱ失敗したことが悔しい。
あの2人きりを作るの大変だったのに…
『わーん、与謝野さーん!』
「どうしたんだい?」
私は何故か与謝野さんの所に行っていた。
『愛されたいよ〜!疲れた〜!国の木の田んぼ君は意地悪だし太宰は迷惑噴出気だし〜!もう嫌だ〜!愛されたいよ〜!愛されてる子はこんな辛い思いしないもん!』
いや私よ、何故カッターキャーしようとした奴にこんなこと言ってんだよ。
でもホントに、いつか太宰が従順で、国木田君が優しく、皆私に甘い世界になってしまえばいいのに。
「あはは…だってさ、太宰達。」
「む…でも、仕事はしなくてはならないことであり」
「くにきーだ君はしつこいからね、私の3倍ぐらいAには厳しいじゃないか。それに比べて私の何処が迷惑を…」
「お前は迷惑しかかけんだろうが」
「酷い!」
この2人ってホントに仲良いよね…これじゃ中也が泣いちゃうよ。
『太宰ぃ。くにきーだ君にばっか構ってると嫁さんに見捨てられるよ?』
「え、嫁ってもしかしてA…」
『防止置き場の蛞蝓ちゃん』
「いや帽子マニアは嫁じゃないよ?」
『いやいや、第3者目線ラブラブだったよ』
「え?」
痴話喧嘩の多い夫婦だよね。皆も思うよね?
「太宰、嫁がいたのか…」
「良かったねぇ。」
「いや、違うんですけど」
「誰なんだい?」
『ポトマの中原中也〜』
「な、男か!?…まあ、良いんじゃないか?」
「末長くお幸せに」
「止めてくれない?」
そしてAのカッターキャー失敗により八つ当たりをくらった太宰であった。
一方その頃。
「へっくちゅ!」
「大丈夫ですか、中也さん。」
「ああ。…誰か俺の噂でもしてるのか?」
99人がお気に入り
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
米粉めこ - めっちゃ面白いです!!太宰さんが可愛い......! (11月22日 21時) (レス) @page28 id: 29094487c6 (このIDを非表示/違反報告)
サブリオ(プロフ) - 今までこんなシュチュエーションは見たことなくて面白かったです!! (2022年8月10日 15時) (レス) @page28 id: bf050ca47a (このIDを非表示/違反報告)
黒猫 - 一気読みしやしたぁ!!!もう、可愛いが溢れてる...(バタン、チーン。あ、応援します、頑張ってくださいね! (2022年5月15日 1時) (レス) id: 5343ec8b93 (このIDを非表示/違反報告)
マッモマッモにしてあげる - くにきーだくんがくにぎーたくんになってやす、、、、! (2022年2月28日 21時) (レス) @page4 id: 366b53159d (このIDを非表示/違反報告)
フランとベル - 中也ぁぁぁっ!!ナイスタイミング!!ちょっと、太宰さん!!嫉妬してます!?可愛いねっ!!(?)面白かったです!!更新頑張って下さい!! (2022年1月14日 6時) (レス) @page24 id: 9f95d8689d (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:ころくる。 | 作成日時:2021年10月3日 15時