未来へ

17話 過去編 出会い ページ18

あれは、木の葉から遠く離れた山奥だった
(人1)は、1人そこで暮らしていた

ボロボロな服を着ていて体もボロボロだった

そのとき、(人1)は、20歳を超えていた

いつから、そこで暮らしていたのか
なぜ、こんなに薄暗いところに住んでいるのか分からなかった

俺は、気になって話しかけた

オ「女、なぜこんなところにいる」

すると、女はこっちを睨んだ

「なぜ、なさこんなところに人間がくる」

オ「俺の質問に答えろ」

「………ここが、私の家だからだ」

オ「！？」

家と言っても木で出来た立派な家ではない

そこらへんの木や葉っぱで出来た、人1人分が住めるかどうかの家だった

オ「こんなところに住んで一体何をしているんだ」

「……特に何もしないさ ただ、ボーッと時が過ぎるのを待つだけだ」

オ「家族はいないのか？」

「みんな、私を捨てたさ」

オ「憎くはないのか」

「別に、そういう家系に産まれてただその家族に恵まれなかっただけだ







ただ、それだけさ」

その時の(人1)は、さっきから俺に向ける睨んだ顔と違い寂しそうな苦しそうな顔をしていた





(人1)は、腹が減ったのかそのら辺にある木の実をひとつ取って食べた

その動作はもう、当たり前のような感じだった

オ「いつから、ここに住んでいるんだ？」

「さぁな、もう10年以上はたつだろうな」

あまり、覚えてないがと(人1)はそういうとまた木の実を食べた

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