39.Reo side ページ39
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そんな事を世間に言わせないくらい、
もし言われても守ってやれるくらい
俺はもっと大きくならなきゃいけない
ガキ同士のままごとだなんだ言われるのは目に見えてる
わざわざ言われに行く必要はない
だからまだ今は…
せめてAが学校を卒業するまでは…
Aへの気持ちを隠したまま居続けるのがいいと思った
それが1番の安全策だと思った
裕「そっか…」
俺の中に溜め込んだ気持ちを吐き出した時
裕太くんは優しい目でそう言った
裕「玲於考えが大人やな〜俺なんてポンコツに思えるわ」
玲「実際ポンコツじゃん」
裕「先輩やぞ」
玲「ごめんごめん 笑」
気持ちを隠したまま時を過ごすとは言え、俺にも不安要素があった
翔吾だ。
俺がこうして色々考えてるうちにグイグイ来られてAが翔吾に持っていかれたら?
その時俺はどうするんだろう
守るため、なんて言いながら
ただ自己防衛のためにAの気持ちから逃げてるだけなのかもしれない
玲「ねぇ…裕太くん」
裕「なに?」
玲「もし…Aが俺じゃない誰かと付き合ったら、俺どうしたらいいんだろ…」
そうなったら、一緒に踊る自信も同じ時を過ごす自信もない
思った以上にAに熱を上げる自分にびっくりする
裕「奪ってやればええんちゃう?」
へらへら笑う裕太くんの声も、さらに俺をびっくりさせたわけだけど。
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美紀 - 移行おめでとです気温の変化が激しいので気を付けて更新大変だと思いますが頑張ってくださいね応援してます (2019年12月23日 12時) (レス) id: a31ea93868 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ぬう | 作成日時:2019年8月12日 1時